15年落ちの軽自動車の買取相場はどのくらい?高価買取のコツも紹介
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近年の車は性能が向上しているため、適切なメンテナンスを心掛けていれば、軽自動車でも15年以上の使用が可能です。一方で、経年劣化が進んだ車は買取に出しても価格が付かないのではと不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
不要になった車の買取先は複数あるため、依頼先によって買取可能な車両の状態や相場は変化します。事前に買取を希望する車の状態を確認し、価格が付きやすい買取先を選びましょう。そこでこの記事では、15年落ちの軽自動車の買取相場や主な買取先、高価買取を狙うコツを紹介します。
目次
15年落ちの軽自動車の買取相場をチェック
軽自動車の買取先のひとつに、廃車買取という選択肢があります。どのような車であっても廃車買取で手放せるため、廃車したい場合や買取を希望する際の最終手段としても利用できる方法です。
そこでまずは、廃車王の買取実績をご紹介します。2023年12月時点における15年を超える低年式の軽自動車の買取実績は以下の通りです。なお、買取価格は地域や買取の時期など、さまざまな要因で変動します。
車種 |
年式 |
走行距離 |
店舗 |
買取価格 |
ホンダ ライフ |
2006年式 |
7万1km |
新潟県新潟北店 |
2万5,000円 |
スズキ ワゴンR |
1995年式 |
10万1km |
徳島県徳島南店 |
2万円 |
スズキ ワゴンR |
2003年式 |
10万1km |
広島県福山店 |
6万円 |
スズキ ワゴンR |
2004年式 |
10万1km |
広島県福山店 |
5万8,000円 |
スバル プレオ |
2001年式 |
3万1km |
広島県福山店 |
5万8,000円 |
廃車買取相場の目安はいくら?高価買取を狙うための3つの売却先もご紹介
15年落ちの軽自動車に買取価格が付くのはなぜ?
15年経過した軽自動車は劣化や老朽化が進んでいる可能性があることから、車両の状態が優れないと買取してもらえないと思うかもしれません。しかし、低年式の軽自動車でも以下の理由で需要があります。
このように車両としての価値が無くなった場合でも、パーツや素材としての買取が可能です。ここでは、それぞれの理由について解説します。
海外市場向けに販売できる
国内での再販売が難しい場合でも、海外で需要がある車であれば販売が可能です。国内では値段が付かないような年式の古い車でも、海外で販売すれば高値で取引されるケースがあります。
海外の一部の国では古い車でも修理しながら走行できれば問題ないと考える地域があることや、日本車の品質が高く評価されていることが理由のひとつです。そのため日本国内で需要の少ない低年式車であっても、輸出ルートを持っている買取業者に依頼すれば中古車としての買取を期待できます。
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中古パーツとして再利用できる
中古車としての販売が難しい場合、車体を分解すれば中古パーツとして販売が可能です。劣化が進んだ車でも、リサイクルパーツとして使用できる可能性があります。
年式の古いモデルは生産中止になっている可能性が高く、専用のパーツの販売が終了している可能性もあるでしょう。純正の中古パーツとして販売すると、一定の需要が見込めます。
金属資源として再利用できる
事故車や不動車などで使えるパーツが少ない場合については、金属資源としての買取が可能です。車の製造では鉄やアルミニウムなど、さまざまな金属が使用されています。廃材となるパーツでも貴重な資源としてリサイクルすれば、再販売が可能です。
金属の場合、どのような状態になっても価値は失われません。15年落ちの軽自動車でも、資源として一定の需要を見込めます。
15年落ちの軽自動車の買取価格が決まる査定項目
15年の軽自動車を手放す場合でも、できるだけ高い金額で買取してもらいたいものです。買取を検討する際には、あらかじめ査定におけるチェックポイントを確かめておきましょう。ここでは、15年落ちの軽自動車の買取価格が決まる査定項目についてご紹介します。
走行距離
走行距離が多くなるほど、エンジンの劣化やパーツの摩耗が進みやすいでしょう。走行距離の少ない車のほうが、高値で買取してもらえる可能性があります。
一方で、製造から時間が経っている割に、あまりにも走行距離の少ない車については注意が必要です。利用されずに長期間放置されていた可能性があり、適切にメンテナンスされていない可能性が考え垂れることから、買取価格が下がる可能性があるでしょう。理想的な走行距離の目安は、1年で1万kmとされています。
エクステリア
使用期間が長くなると、ボディに傷やへこみができやすいでしょう。ドアやボンネットに大きな傷やへこみがある場合、買取価格が大幅に下がる可能性があります。
エクステリアのコンディションは保管方法によって左右される可能性が高く、屋根無しの野外駐車の場合には塗装に負担がかかりやすいでしょう。色あせなどがある場合も査定額への影響が考えられます。
インテリア
エクステリアと同じように、インテリアについても窓から差し込む紫外線の影響によって劣化します。ダッシュボードやインストルメントパネルの表面に、色あせができる可能性があるでしょう。
また、長期間使用すると、シートやマットに汚れやシミなどが付着する可能性があります。レザーシートについては、傷や破れにも注意が必要です。
エンジンや足回り
長期間使用を続けると、エンジンにも負担がかかります。エンジンルームが劣化すると、オイル漏れが起きたり異音が発生したりする可能性があるでしょう。エンジンが不調になると走行不能に陥る恐れがあるため、査定価格に大きな影響を及ぼします。
走行距離が増えると、足回りにも影響が出る可能性があります。このように全体的な車両の劣化度合いやメンテナンスの状況がチェックポイントとなるでしょう。
15年落ちの軽自動車の主な買取先
車を手放す場合には買取先の選定が重要です。15年落ちの軽自動車を売却する際の主な買取先として以下の3つがあります。
- ディーラー
- 中古者販売店
- 廃車買取
買取先によって査定価格が変わる可能性があるため、車両のコンディションに合わせて慎重に選びましょう。ここでは、3つの買取先の特徴について詳しく解説します。
ディーラー
下取りとは、新しい車を購入する目的で古い車を売却することです。ディーラーでは、買取の代わりに下取りを実施しています。
下取りの特徴は新車への乗り換えがスムーズに行えることです。新車の購入と現在乗っている車の処分を同じ店舗で行えるため、手間や時間がかかりません。
一方で下取りを利用した場合、買取価格は安く抑えられる可能性があります。ディーラーでは車両の年式、走行距離などによって査定金額を決定しているため、高価買取は期待しにくいでしょう。
中古車販売店
中古車販売店では、買取した中古車を再販売して利益を得ています。走行可能な場合には、年式が古い場合でも買取してもらえる可能性が高いでしょう。中古車販売店の特徴は、需要に合わせて買取価格が変わることです。年式の古いモデルでも、中古車市場の需要が高い場合には高価買取を期待できます。
一方で、中古車販売店を利用する際には買取価格の変動に注意が必要です。売却する日はわずかにずれるだけでも大きく下がる場合があります。
廃車買取業者
年式の古い車や劣化の進んだ車を手放す方には、廃車買取業者がおすすめです。新車の登録から年数が経過した低年式車、エンジンが故障した不動車、台風や豪雨による水害の影響を受けた水没車など、中古車としての再販売が難しい車でも積極的に買取しています。
廃車買取業者の特徴は、車両の解体や手続きが必要となる廃車を0円以上で買取できることです。買取した車は、解体してからパーツや素材に変えて利益化しています。
15年落ちの軽自動車は処分を検討するタイミングのひとつ
以前は10年が買い替えの目安とされていましたが、技術の向上に伴って20年以上乗り続けることも可能になりました。
一方で、古い車の維持にはさまざまな弊害があります。15年落ちの軽自動車の所有している方は、適切な処分のタイミングを見極めることが大切です。ここでは、低年式の車を乗り続ける場合のリスクをご紹介します。
故障や事故のリスクが高まる
1つ目のリスクは故障の可能性です。車を長期間使用すると、パーツの経年劣化が生じます。
例えばバキュームホース・サスペンションブッシュ・ゴムパッキンなど、車にはさまざまな部分でゴム製品が使われており、経年劣化を起こすと故障を引き起こす可能性があります。
エンジンについても注意が必要です。オーバーホールせずに使い続けると、エンジンに不具合が起こる恐れがあります。
維持費が高額になる
2つ目のリスクは維持費の高騰です。一般的に、車の年式が古くなると維持費が高くなる傾向があります。使用しているパーツの劣化が生じ、年式の新しい車に比べて高額パーツの交換の必要性が高まるためです。
加えて、低年式車はエンジンへの負担がかかりやすく、燃料の消費が増える可能性があります。軽自動車の維持費は普通の自動車に比べて一般的には安い傾向にありますが、15年以上経過した場合にはメンテナンス費用がかかりやすいでしょう。
税率がアップする
3つ目のリスクは増税です。軽自動車を維持する際には、軽自動車税(種別割)や自動車重量税などの負担が求められます。
軽自動車の納税額は普通自動車よりも安く設定されていますが、新車の登録をしてから一定の年数が経過すると税金の負担が重くなるのです。
軽自動車の税率は、13年目経過でアップします。自動車重量税については、18年目経過でさらに高くなるので注意が必要です。税金の負担が増えることで、毎年の維持費が高くなります。
15年落ちの軽自動車で高価買取を狙うには?
所有している車を手放す際、できるだけ高い金額で売却したいと思うのではないでしょうか。査定時に押さえておきたいポイントは以下の4つです。
- 目立つ汚れを取り除いておく
- 点検記録簿を用意しておく
- 廃車の手続き費用がかからない業者を選ぶ
- 税金や保険の還付を受け取る
15年落ちの軽自動車でも事前に準備しておくなら、高価買取を狙えます。ここでは、それぞれのポイントを解説します。
目立つ汚れを取り除いておく
査定前に清掃しておくと良い理由は、査定士への印象向上を狙えるからです。洗車や車内清掃による直接的な査定額への影響はありませんが、清潔な状態で査定すれば査定士への心証が良くなる可能性があります。状況によっては、査定額のアップを期待できるでしょう。
一方で、査定日に急いで洗車や清掃を実施すると、逆に粗が目立つ恐れがあります。査定日が決まったら早めの清掃を心掛け、傷や汚れを隠していない誠実さが伝わるように意識しましょう。
点検記録簿を用意しておく
点検記録簿を用意しておくとメンテナンスの実施を証明できるため、査定額への良い影響が期待できる要素です。点検記録簿は車両点検の結果や整備の内容が記録された帳簿であり、車の維持管理に役立てるために使用します。
点検記録簿があれば、過去に実施した整備や点検の確認が可能です。査定額のダウンを防ぐためにも、事前に用意しておきましょう。
点検記録簿は車検時に整備工場などで受け取れますが、原則として再発行ができません。ただし、メーカーやディーラーで記録が残っている場合には、再発行してもらえるケースがあります。
廃車の手続き費用がかからない業者を選ぶ
中古車としての買取が難しい車両の査定を受けるときは、ディーラーや中古車買取業者では価格が付かず、廃車費用を請求されることがあるでしょう。このようなときは、廃車買取業者の利用がおすすめです。
対応は業者によって異なりますが、廃車王では0円以上の買取を行っており、廃車手数料の負担がありません。廃車費用の出費を軽減しながら買取価格が付けば、お得に車を処分できるでしょう。
税金や保険の還付を受け取る
廃車のタイミングによっては税金や保険の還付が可能です。軽自動車に乗り続けるには、車検を受ける必要があります。軽乗用車の車検のタイミングは、新車の初回車検が登録日から3年後、以降は2年ごとです。
車検時には車検基本料に加えて、法定費用や諸費用を支払います。車検が残っている軽自動車を廃車した場合、車検時に納めた自動車重量税や自賠責保険の還付の受け取りが可能です。車検の残り期間が長いほど、受け取れる還付金が多くなります。
軽自動車の廃車で還付金はある?受け取る条件やポイントを解説!
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15年落ちの軽自動車の買取にまつわるよくある質問
15年落ちの軽自動車を廃車する際には、前もって疑問や不安を解消しておきましょう。低年式の軽自動車は、一般的に買取額が低くなる傾向にあります。ここでは、15年落ちの軽自動車の買取にまつわるよくある2つの質問と回答をご紹介します。
15年落ちの軽自動車の買取方法とは?
15年落ちの軽自動車の買取方法は、主にディーラー・中古車販売店・廃車買取店の3つです。廃車予定の方は廃車買取店の利用をおすすめします。
15年落ちの軽自動車を手放すメリットとは?
15年落ちの軽自動車を手放すメリットは維持費の軽減です。メンテナンス費用に加え、税金の負担を軽くできるというメリットもあります。
まとめ
15年落ちの軽自動車は、中古車や廃車としての買取が可能です。車両として価値が無い場合でも、中古パーツや資源として価値を見いだせます。清掃や業者の選定など、事前の準備をしておくとより高価買取を狙いやすくできるでしょう。
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