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過走行車とはどのような車?所有する際のリスクを紹介

中古車選びをする際に、過走行車という言葉を目にしたことがあるかもしれません。過走行車とは、文字通り「走行距離が多い車」という意味で使われていますが、対象となる車両は2パターンあります。

過走行車は通常の中古車よりも安い価格で販売されていますが、一方でさまざまなリスクが懸念される車両のひとつでもあるため、過走行車が抱えるリスクについて詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、過走行車の特徴についてご紹介します。メリットやデメリットについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

過走行車とはどのような車のこと?

走行距離は、車の使用頻度や劣化度合いを知る指標のひとつです。走行距離の多い車は部品の摩耗や劣化が進んでいる可能性があり、中古車販売価格や買取価格などにも影響を与えます。

この標準よりも多く走った車のことを示す用語として使われるのが「過走行車」です。一般的に年間走行距離が多いケースや総走行距離が10万kmなどひとつの区切りを超えているケースを指すときに使われる傾向があります。

パターン①:年間走行距離が1万kmを超える車のこと

過走行車という言葉は法律などで定められているものではないため、明確な定義がありません。そのため、前提として「走りすぎた車」という意味だと解釈しておくと良いでしょう。

一般的な車は1年間に約1万kmほど走ると考えられており、例えば中古車の買取査定を受けるときに、これよりも多く走っていると過走行車として扱われる可能性があります。

ただし、車の年間走行距離は使用目的によって異なります。例えば利用頻度が少なく休日のショッピングで市内だけを走るような乗り方の場合、年間の走行距離は少なくなりがちです。一方で通勤や通学で毎日走る場合や長距離ドライブを目的とする場合などは、年間の走行距離が多くなりやすいでしょう。

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パターン②:総走行距離が10万kmを超えた車のこと

中古車市場では10万kmを超えた車のことを過走行車と呼ぶケースもあり、走行距離が5万kmを超えた車については「距離多め」として扱われることもあります。

車の寿命にはさまざまな要素が関係していますが、日本国内では車の使用歴は10年、走行距離は10万kmという見方があります。使用歴の長い車や走行距離の多い車は壊れやすいというイメージを持たれやすく、中古車市場において過走行車は敬遠されやすい状態のひとつです。

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過走行車が抱えるリスクとは?

過走行車でも適切なメンテナンスを行えば、長期間にわたって快適に走行できます。ただし、走行距離が極端に多い場合、さまざまなリスクを抱えることもあるでしょう。

過走行車が抱える主なリスクは、燃費性能の低下や定期的なパーツの交換、車検費用の増加や買取価格の低下です。ここでは、それぞれのリスクについて詳しく見ていきます。

燃費性能の低下

過走行車の顕著なリスクのひとつが、燃費性能の低下です。車の部品は、走行距離とともに摩耗します。精度や機能が徐々に劣化すると燃料の燃焼効率が悪化するため、同じ距離を走るのにより多くの燃料を消費するようになるでしょう。

燃料の燃焼効率が悪化すると、エンジン内部や排気系統に燃え残りの炭素粒子が蓄積する恐れがあります。そうするとさらに燃焼効率が悪くなり、燃費性能に大きな影響を及ぼすことにつながるのです。これらの変化は緩やかに進行するため、初期段階では気づきにくいかもしれません。

頻繁な修理や部品交換

過走行車は、部品の摩耗や劣化が進行しているため、通常の中古車よりも故障のリスクが高まります。エンジンやブレーキといった重要部品やタイヤなどの消耗品は、走行距離の増加とともに劣化する傾向があるのです。

タイヤなどは交換で対応できますが、エンジンやブレーキのメンテナンスには多くの手間や費用がかかるでしょう。特にエンジンは関連部品が多く、交換や修理を怠るとエンジン本体の損傷につながる恐れがあります。

車検費用の増加

過走行車の所有者が直面する別の問題は、車検費用の増加です。新車登録から13年経過すると自動車重量税が増加し、18年を超えるとさらなる増税が適用されます。

また、長年の使用による劣化で、車検時に多くの不具合が見つかる可能性が高まり、整備料金が膨らむ恐れもあるでしょう。故障時のストックとして部品を用意する場合、さらなる費用がかかります。

税金の増加以上に整備費用が大きな負担となり、車検にかかる総費用が予想を大きく上回るかもしれません。

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買取価格の低下

過走行車の大きな課題のひとつが、買取価格の著しい低下です。走行距離が長いほど不具合のリスクが高まるため、買取業者は慎重な評価を行うでしょう。そのため、走行距離が10万kmを超えたり、新車登録から10年が経過したりした場合、買取価格が急落する傾向にあります。

内部の劣化が進んでいると、中古車としての価値が失われているかもしれません。状況によっては0円の査定額を提示されることもあります。

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過走行車と低走行車のリスクの違いとは?

過走行車であっても壊れるわけではなく、適切なパーツ交換と定期的なメンテナンスを心掛ければ快適な走行を続けられることも少なくありません。

ただし、走行距離は車のコンディションと関わりがあり、極端に多かったり少なかったりすると不具合や故障のリスクが高まるでしょう。ここでは、過走行車や低走行車の抱えるリスクについて解説します。

過走行車が抱えるリスク

過走行車のリスクのひとつは、経年劣化による故障の可能性です。過走行車は使用頻度が高いため、一般的な走行距離を走っている車よりもパーツの摩耗が進んでいることが考えられます。

普段は交換する機会の少ないパーツも劣化している可能性があることから、乗り続けるためには小まめなメンテナンスが必要です。そのため過走行車のコンディションを良好に保つためには、修理や交換にかかる費用も高くなることでしょう。

クラシックカーが現在まで走り続けているように、メンテナンス次第で乗り続けられる車もありますが、その分コストもかかると言えるでしょう。

低走行車が抱えるリスク

過走行車とは対照的に、標準よりも走行距離が少ない車のことを「低走行車」と呼びます。走行距離の短い低走行車は過走行車よりも好まれる傾向があるため、中古車の購入を検討する際などに走行距離の少ない車両を選びたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、極端に走行距離が少ない低走行車は長期間放置されていた可能性があり、不具合などのトラブルが起きる可能性が考えられます。

例えば走っているときに生まれたエンジンやトランスミッションの汚れは、通常の場合オイルの循環によって浄化される仕組みです。低走行車の場合はオイルの循環が少ないため、汚れが浄化されずに蓄積し、パフォーマンスの低下やエンジンの損傷を引き起こす恐れがあります。

このように、過走行車も低走行車もトラブルリスクを抱える点は同じであり、維持するためにはメンテナンス費用を考慮する必要があります。

過走行車を購入するメリットはある?

過走行車の購入を検討する際は、特徴についての十分な理解が重要です。新車や通常の中古車とは異なる性質を持つため、メリットについても慎重に検討する必要があります。

前もって確かめておくと、想像と違ったといった購入後の後悔を防げるでしょう。ここでは、過走行車購入のメリットや購入時のチェックポイントについてご紹介します。

購入時の車両価格が安い

過走行車を選ぶ魅力のひとつは、手頃な価格です。車の価値は時間とともに急速に減少し、新車から5年で約半額、10年経過するとほぼ無価値に近づくといわれています。特に走行距離が10万kmを超える車両は、さらなる価格の下落を期待できるでしょう。

中古車市場では、過走行車が非常に安価で取引される傾向にあります。新車では手が届きにくいハイグレードの車でも、過走行車ならお得に手に入れられるかもしれません。できる限り購入費用を抑えたい方に適しています。

車両状態をよく確認して選ぼう

過走行車を選ぶ際には、細やかな点検が重要です。はじめにメンテナンス状態を確認しましょう。定期的なオイル交換やバッテリー交換を実施している車は、良好な状態に保たれている可能性があります。

次に、年式を確かめておきましょう。新しい年式の過走行車は劣化している部品の数が低年式車に比べて少ない傾向があることから、将来の交換費用を抑えられる可能性があります。初期投資は高くなりますが、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いでしょう。

さびは単なる見た目の問題だけでなく、車体の強度低下につながる可能性があります。修理費用を考慮した場合、さびの少ない車両を選ぶのがおすすめです。

過走行車に乗り続けるときのメンテナンス費用とは?

過走行車を長期間使用するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。多くの部品が劣化していたり摩耗していたりする可能性が高いため、適切なケアが求められるでしょう。

ここでは、過走行車を継続して使用する際に注意すべき6つのメンテナンスポイントを解説します。それぞれのポイントを押さえておくと、愛車の寿命を延ばし、安全な走行を維持できるでしょう。

バッテリーのメンテナンス

車のバッテリーは電気エネルギーを蓄える蓄電池のことです。スターターモーター、ヘッドランプ、エアコン、オーディオ、カーナビゲーションシステムなど、あらゆるパーツでバッテリーが使われます。

バッテリーには寿命があるため定期的な交換が必要となり、交換のタイミングは車のタイプによって異なります。

車の種類交換の目安
一般的な車2年~5年
ハイブリッド車4年~5年
アイドリングストップ搭載車2年~3年
(2024年10月時点の情報です)

アイドリングストップ搭載車とは信号待ちなどで車が停車した際、エンジンを停止させる機能が備わった車のことです。燃料を抑えるという効果がありますが、バッテリーには負荷がかかりやすいという特徴を持っています。

バッテリーには硫酸が使われており、時間が経過すると徐々に減っていくでしょう。硫酸がなくなると、発電量が低下する恐れがあるため、定期的なチェックをおすすめします。

項目費用の目安
パーツ代4,000円~40,000円
工賃1,000円~4,000円
(2024年10月時点の情報です)

バッテリーの交換費用を抑えたい場合、自身での交換がおすすめです。ただし、けがや事故のリスクが潜んでいるため、交換方法を確かめておきましょう。また、使用済みバッテリーの無料回収サービスを利用すると、処分費用を押さえられます。

エンジンや周辺パーツのメンテナンス

エンジンは車を動かすための動力源です。以前はエンジンの寿命は10万kmと考えられていましたが、近年ではエンジンの寿命が伸びており、20万km以上の使用も可能とされています。

エンジンの寿命を伸ばす方法のひとつは、周辺パーツの交換です。不具合を感じたときには、早めの交換をおすすめします。主なパーツと、交換や費用の目安は以下の通りです。

パーツパーツ代の目安工賃の目安交換の目安
イグニッションコイル約2,000円~9,000円約15,000円10万kmごと
スパークプラグ約1,000円~4,000円1気筒につき約1,000円ニッケル合金製で1.5~2万km、
白金やイリジウム製で10万km
オルタネーター約1万円~10万円約1万円~2万円10万km~20万km
セルモーター約3万円~8万円約1万円~3万円10万km~
ウォーターポンプ約1万円約1万円~2万円10万km前後
(2024年10月時点の情報です)

エンジンの劣化は運転の仕方と関係があります。運転の頻度が少ない場合、エンジンオイル重力の影響で落ちてしまい金属同士の接触が起こりやすいでしょう。

エンジンを始動させたときには、1分間~2分間のアイドリングでエンジン内のオイルの循環を待つのがおすすめです。一方でエンジン始動にアクセルを踏み込むと、エンジン内のパーツに傷が付く恐れがあります。

セルモーターの交換の目安は、10年または10万kmです。ただし、実際は不具合が生じるまで交換しない傾向にあります。また、アイドリングストップ車はセルモーターを使用する機会が多くなりますが、寿命が極端に短くなることはありません。

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足回りのメンテナンス

過走行車は一般的な車よりも長い距離を走っているため、足回りに負担がかかっている傾向があります。足回りの不具合は走行中の事故につながる恐れがあるため、定期的なチェックや走行前の確認が大切です。

例えばタイヤは地面に接触している唯一のパーツです。走行距離が増えると徐々にタイヤの空気が減るため、定期的な空気圧のチェックをおすすめします。タイヤのゴムが摩耗すると、制動時間が長くなるので大変危険です。走行中のロードノイズが大きい場合には、早めの交換を心がけましょう。

項目費用の目安
タイヤ代1本につき5,000円以上
工賃1本につき約2,000円
(2024年10月時点の情報です)

中国や韓国などで製造されている輸入タイヤは、国産タイヤよりも安い価格で販売されている傾向にあります。品質は国産タイヤと同じですが、不良品が混じっていることもあるため、購入の際には品質チェックが必要になるでしょう。また、乗り心地にも差があるため、事前の確認をおすすめします。

足回りで使われている主なパーツはブレーキパッド、サスペンション、ドライブシャフトブーツなどです。走行距離が増えると劣化するため、定期的な交換をおすすめします。

パーツパーツ代の目安工賃の目安交換の目安
ブレーキパッド左右で約6,000円約5,000円~残量が3mm以下
サスペンション約5万円~30万円約2万円~7万円5万km~
ドライブシャフトブーツ約3,500円~6,000円1か所につき約1万円5万km
(2024年10月時点の情報です)

オイルのメンテナンス

エンジンオイルとはエンジン内で使用する潤滑油のことです。エンジン内の汚れの除去、パーツ同士の摩擦の軽減、冷却などの役割があります。

メーカーが推奨するエンジンオイルの交換の目安は1万5,000km、または1年ごとです。ただし、エンジンオイルが劣化するとエンジンにもダメージが及ぶ恐れがあるため、早めの交換をおすすめします。車種別の交換時期の目安は以下の通りです。

車種距離での交換の目安期間での交換の目安
ガソリン車5,000km~7,500km6か月
ターボ車3,000km~5,000km3か月~6か月
ディーゼル車3,000km~5,000km3か月~6か月
(2024年10月時点の情報です)

ターボ車はエンジンが高回転になりやすく、熱が持ちやすいという特徴があります。通常のガソリン車よりも早めの交換を意識しましょう。

エンジンオイルを選ぶときには粘度のチェックが大切です。過走行車についてはパーツの劣化によってパーツ同士に隙間ができている可能性があります。できるだけ粘度の高いオイルを選ぶと良いでしょう。

最近では優れた耐久性が備わったエンジンオイルやエンジン内の汚れを落とすエンジンオイル添加剤など、過走行車用の商品が販売されています。整備工場やカー用品店など、専門的な知識を持ったスタッフと相談しながら選ぶと状況に合った製品が探せます。

車にはエンジンオイルに加えて、ブレーキフルード、パワーステアリングフルード、ミッションオイルなどのオイルが使われています。車の点検を依頼する際には、他のオイルの汚れ具合を確かめておくと良いでしょう。

項目費用の目安
エンジンオイル代1Lにつき約1,000円
工賃約0円~2,000円
(2024年10月時点の情報です)

外装パーツのメンテナンス

車には金属製や樹脂製のパーツが使われており、時間の経過につれて徐々に劣化します。エクステリアのパーツは紫外線や雨の影響を受けやすいため、定期的に状態をチェックしておくと良いでしょう。

定期的な交換が必要なパーツのひとつにヘッドライトがあります。劣化が進むと曇りや黄ばみなどが発生してしまうため、明るさが不足している感じたときは、専用のクリーナーを使用したメンテナンスをおすすめします。

項目費用の目安
パーツ代(クリーナー代)約1,000円~
工賃約1,000円~4,000円
(2024年10月時点の情報です)

定期的な交換が必要な別のパーツはワイパーブレードです。ゴムの劣化が進むと、水滴や汚れなどを拭き取れなくなるでしょう。雨天時での安全走行のためにも、定期的な交換が必要です。

パーツパーツ代の目安工賃の目安交換の目安
ブレーキパッド約1,000円~3,000円約300円~1,500円6か月
サスペンション約1,000円~2,000円約300円~2,000円1年~2年
(2024年10月時点の情報です)

ワイパーゴムは自分でも交換できます。カー用品店ではさまざまなサイズのワイパーゴムが販売されており、用途に合わせて選べるので便利です。

エアコンのメンテナンス

エアコンは車内の温度を調整する装置です。冷暖房機能に加えて、車内の空気を清潔にする役割があります。エアコンが汚れると冷却性能の劣化やカビ・細菌の繁殖、コンデンサーに汚れがたまるとエアコンの故障につながる要素です。

定期的に行えるエアコンのメンテナンス方法は、エアコンフィルターの交換とエアコン洗浄の2つです。エアコンフィルターは外部からの侵入する汚れや臭いなどを取り除いて、車内の空気を清潔にする役割があります。

エアコン洗浄では、内部に発生したカビや雑菌などの除去が可能です。洗浄剤などを使用して汚れを落とします。

パーツパーツ代の目安工賃の目安交換の目安
エアコンフィルター約1,000円~2,500円約3,000円~7,000円6か月
エアコン洗浄約2,000円~3,000円約4,000円~6,000円1年ごと
(2024年10月時点の情報です)

エアコンの冷却効果が低下した場合、エアコンガスのリフレッシュがおすすめです。エアコンガスのリフレッシュではガスの中の不純物を除去しながら、新しいガスを補充します。燃費性能や冷却機能を高めたいときにおすすめの方法です。

過走行車を手放す際の選択肢

過走行車でも、コンディションが良好なら中古車として再販売ができます。一方で、通常の中古車よりも査定額が抑えられやすいため、手放す際には慎重に買取先を選定しましょう。

過走行車の主な買取先として、ディーラー、中古車販売店、廃車買取業者の3つがあります。ここでは、それぞれの買取先の特徴について詳しく解説します。

ディーラーに下取りしてもらう

ディーラーへの下取りは、新車購入と同時に古い車を売却できる便利な方法です。ただし、過走行車の場合、市場価値が低いため高額での引き取りは期待できません。下取り価格が非常に低くなったり、状態によっては下取り不可になったりする場合もあります。

買取と下取りの違いのひとつは、売却の目的です。下取りが新車購入時に古い車を売却する取引であるのに対し、買取は売却のみでも利用できます。過走行車の場合、ディーラー以外の選択肢も検討すると良いでしょう。

中古車販売店で買取してもらう

中古車販売店での買取は、ディーラーよりも幅広い車種に対応できるメリットがあります。特に希少車の場合、比較的良い条件での買取を期待できるでしょう。

一方で、過走行車の買取は中古車販売店でも難しい場合が多く、高額での買取は期待できません。買い手が見つかりにくいため、価格が低くなりがちです。

状況によっては、廃車処分代や手数料が発生する可能性もあります。中古車販売店はさまざまな車種の買取に対応できますが、過走行車の場合は他の選択肢も検討すると良いでしょう。

廃車買取業者を利用する

廃車買取業者は、過走行車の売却に最適な選択肢のひとつです。車としての価値だけではなく、個々の部品についても価値を見出します。ディーラーや中古車販売店では低評価となる過走行車でも、高額査定が可能です。

一部の廃車買取業者は海外輸出のルートを持っています。日本車の耐久性の高さから、国内では過走行とされる車両でも海外では需要があるのです。走行距離が10万kmを超えるような過走行車でも、0円以上での買取が期待できます。

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過走行車についてよくある質問

車を所有している方の中には、できる限り乗り続けたいと考える方もいるのではないでしょうか。

走行距離は使用しているパーツに影響を与えます。状況によっては車の寿命に関わる場合もあるでしょう。ここでは、過走行車についてよくある質問をまとめました。過走行車の維持に疑問や不安を感じている方は、解消しておくと良いでしょう。

過走行車は壊れやすい?

過走行車でも、壊れやすいとは限りません。故障のリスクを減らすにはメンテナンスが重要です。

車の寿命は何km?

寿命の目安は10万km~15万kmとされていました。近年は寿命が伸びており、適切に維持すれば20万kmも可能です。

走行距離の目安とは?

1年で1万kmが目安となっています。1日50kmで週5日使用した場合、年間走行距離は1万3,000km(50km×5日×52週)です。

まとめ

過走行車は一般的な基準を大きく上回る走行距離を記録した車です。低価格で購入できる反面、燃費低下や故障のリスクなどのデメリットがあります。過走行車は買取先によって査定額が変わるため、手放す際には慎重に依頼先を選ぶのが良いでしょう。

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