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ウォーターポンプからの異音!原因と対処法とは?

ウォーターポンプから異音がする場合、様々な原因が考えられます。

ウォーターポンプから異音がする原因は、

・漏れたクーラントがファンベルトに付着したことによるもの
・ベアリングの破損によるもの
・部品のゆるみによるもの

などがあります。

こうした原因に対してしっかりと対処することが大切です。

ウォーターポンプとは?

ウォーターポンプとは、エンジンを冷やすための冷却水(クーラント)を循環させるために大切な部品です。

クーラントはエンジンの熱によって高温になり、ラジエーターで冷却され、再びエンジンへ戻されています。ウォーターポンプはエンジンとラジエーターの間に設置されており、プーリーを介してタイミングベルトやファンベルトによって動かされることでクーラントを強制的に循環させる役割を担っているのです。

そのため、ウォーターポンプが故障したりうまく機能しなくなってしまうと、エンジンを冷やすことができないので、エンジンがダメージを受けてしまいオーバーヒートにつながってしまう恐れもあります。

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ウォーターポンプの寿命とは?

ウォーターポンプの寿命は、一般的に「走行距離10万㎞前後」または、「経過年数が10年程度」と言われています。しかし、これはタイミングベルトの寿命と思っていただく方が良いかと思います。それは、ウォーターポンプを交換するには、タイミングベルトも取り外さなければならないからです。

この、タイミングベルトの交換には繊細な作業を必要とし、ウォーターポンプと一緒に交換することが推奨されているのです。ウォーターポンプの寿命や故障は、「走行距離10万㎞前後」や「過年数が10年程度」だけではなく、日ごろの車の使い方や管理などにも原因はあるため、目安の10万㎞や10年よりも早めにやってくる場合もあります。

ウォーターポンプからの異音の原因と対処法とは?

ウォーターポンプの故障には、「異音」や「クーラント(冷却水)の水漏れ」などがあります。ただ、クーラントの水漏れは、ボンネットを開けてエンジンの状態をチェックしないとなかなか気づけません。そのため、ウォーターポンプの異常は異音から推測する方が良いでしょう。

漏れたクーラントがファンベルトに付着して異音が発生する

本来クーラントはエンジン内部のパイプを循環していますが、エンジン内部にゴミが侵入してしまったり、パッキンやパーツの破損、ウォーターポンプの締め込み不足などが原因で漏れ出てしまうことがあります。こうして漏れたクーラントがエンジンの外にあるファンベルトに付着し、これが蒸発する際に摩擦を起こし、異音が発生してしまうのです。

この場合、エンジンを解体してファンベルトをクリーニングし、壊れたウォーターポンプを新品に交換すれば、水漏れによる異音は解消できます。

ベアリングの破損による異音

ベアリングの破損も異音を発生させる原因の一つです。強い衝撃によるベアリングのゆがみや、潤滑油が無くなった状態で使い続けたことによる、金属球の割れや摩耗で、ベアリングの動きが悪くなり、その結果、異音が発生してしまいます。この場合、ウォーターポンプを取り替えることで、異音を解消することができます。

部品のゆるみが原因で振動が起き 異音が発生する

部品のゆるみが原因の場合、パーツを再度しっかりと固定するだけで対処可能です。クーラント不足によるものであれば、クーラントを購入し注ぎ足すことで異音を解消することができます。

【ウォーターポンプからの異音】修理費用は?

ウォーターポンプ単体の修理であれば、2万円程度で可能です。しかし、ウォーターポンプが故障している場合、エンジン周りのパーツにもトラブルが発生している可能性が高く、そうなると多額の修理費用が必要になることも。

そのため、ウォーターポンプの修理費用を支払ってその車に乗り続けるよりも、廃車買い取りに出して新しい車を買うのも一つの手と言えるでしょう。