ガソリンスタンドでの廃車買取とは？メリットとデメリットを解説

長年使用した愛車を廃車する際、ガソリンスタンドの利用を検討する方もいるのではないでしょうか。利便性の高さや明瞭な金額設定などの魅力があるガソリンスタンドですが、別の方法を選択したほうがお得に廃車できるかもしれません。

そこでこの記事では、ガソリンスタンドでの廃車買取のメリットやデメリットについて解説します。所有していた車の処分を予定している方、廃車費用をできる限り抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。

ガソリンスタンドが廃車買取を行う理由

ガソリンスタンドが廃車買取を実施する理由のひとつとして、収益の増加が挙げられます。給油や洗車を主要な業務としているガソリンスタンドですが、電気自動車の普及や若者の車離れなどの理由により、収益が大きく落ち込みました。

一部の店舗では収益を上げるために、不要になった車の買取を実施しています。ここでは、ガソリンスタンドが廃車買取で収益を上げられる理由について見てみましょう。

中古車として再販売する

廃車として引き取った場合でも、車両のコンディションに問題がなければ中古車としての再販売が可能です。事故で一部のパーツが損傷した車や経年劣化で走行に不具合のある車でも、簡単な修理やパーツの交換で再び走行できることもあるでしょう。ガソリンスタンドでは、買取した車を整備した後、再販売によって利益を得ています。

廃車の再利用は、環境対策の観点で見ても非常に有効です。解体される車を減らすことで、廃棄物による環境汚染の対策にもつながります。

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中古パーツを販売する

2つ目は中古パーツとしての再販売です。エンジンの不具合や事故による激しい損傷で動かなくなった場合でも、使用可能な部品についてはリサイクルパーツとして再利用できます。また、車の製造で使用した金属類についても、資源としての販売が可能です。

生産終了したモデルについては、新品パーツが手に入りにくく、中古パーツでも高値で取引される可能性もあるでしょう。解体業の許可を取得しているガソリンスタンドでは、解体後に取り出したパーツを販売して利益を得ています。

海外で再販売する

3つ目は海外への輸出です。日本の中古車市場では価格が付かない車でも、海外なら一定の価値が付くケースもあります。海外で日本車の人気を集めている理由のひとつは、壊れにくいことです。日本では定期的な車の検査を義務付けており、定期的なメンテナンスが施されている傾向にあります。

海外では過酷な条件下で使用するケースも多く、年式の古い車や走行距離の多い車でも高値で買取してもらえることもあるでしょう。海外への販路を持っているガソリンスタンドでは、廃車の輸出によって利益を得ています。

オークションに出品する

4つ目はオートオークションなどへの出品です。オートオークションとは中古車のみを取り扱うオークションのことで、主に中古車買取業者や中古車販売店などが参加しています。車両のコンディションが良好な車の場合、高値で落札される可能性が高いでしょう。

オートオークションに参加するには、古物商許可証の取得や営業活動の実態などの条件をクリアしなければなりません。条件を満たしているガソリンスタンドでは、オートオークションによる売却により、利益を得ています。

ガソリンスタンドで廃車買取を依頼するメリット

ガソリンスタンドはチェーンの店舗だけでも全国に2万以上の店舗があり、廃車買取サービスを提供する店舗も増えました。給油や洗車などで利用することも多く、廃車もお願いしたいと思う方もいるでしょう。

ガソリンスタンドで廃車を検討する場合、前もってメリットとデメリットを確かめておくと良いでしょう。ここでは、ガソリンスタンドに廃車買取を依頼する際のメリットについて解説します。

手軽に車を持ち込める

ガソリンスタンドの廃車買取を利用するメリットのひとつは、手軽に車を持ち込めることです。日頃から利用している店舗で廃車買取を行っている場合、業者を探す手間が省けるでしょう。

なじみの店舗で廃車買取を依頼すると、スタッフとの信頼関係を築けているため、査定額の内訳や廃車後の手続きなどの相談がしやすいかもしれません。

また、ガソリンスタンドはさまざまな場所に点在します。自宅から近い場所にある店舗を利用すると、廃車で持ち込んだ後の帰宅が容易です。利便性が高いため、気軽に不要な車を手放せます。

1万円廃車を利用できる

2つ目のメリットは1万円廃車を利用できることです。ガソリンスタンドの中には、車のコンディションに関係なく一律1万円で買取するサービスを提供しているところもあります。

ディーラーでの下取りや中古車販売店での買取で0円を提示された場合でも、ガソリンスタンドを利用するとお金に変えられるかもしれません。

経年劣化の激しい車や事故で損傷した車など、他の業者では引き取りが難しいケースでは、ガソリンスタンドが有力な選択肢になり得るでしょう。

ガソリンスタンドに廃車買取を依頼するデメリット

ガソリンスタンドの廃車にはメリットがある一方で、幾つかのデメリットも存在します。中古車買取業者や廃車買取業者などと比較した場合、専門的な知識は乏しいでしょう。

査定額や手続きの流れに関するデメリットがあるため、自分の条件に合わないときには、他の業者を利用するのがおすすめです。ここでは、ガソリンスタンドに廃車買取を依頼する場合の4つのデメリットについて解説します。

他の業者よりも査定額が低いこともある

ガソリンスタンドでは1万円での買取を提供しているところもありますが、車両の状態によってはデメリットにつながるかもしれません。

状態の悪い車の場合、ガソリンスタンドでの廃車を利用すると、費用を抑えられる可能性があります。一方で、中古車市場での販売が見込める車を手放す場合、一律1万円での買取では損をする可能性があるでしょう。

市場価値の高い車をガソリンスタンドで廃車する際には、一律の買取価格が適正であるのかを慎重に判断する必要があります。

適正な価格を提示してもらえない可能性がある

ガソリンスタンドでは車の維持に欠かせないサービスを提供していますが、主要業務のひとつに廃車買取は含まないのが一般的です。エンジンオイルの交換や部品の交換、バッテリー液の補充やタイヤ交換など、日常的な車のメンテナンスに重点を置いています。

そのため、店舗によっては廃車買取の市場価格や相場に関する知識が不足している可能性があるでしょう。中古車買取業者や廃車買取業者と比較した場合、適正な価格で買取してもらえないケースがあります。

廃車に時間がかかるケースもある

ガソリンスタンドのスタッフが廃車手続きに慣れていない場合、通常の廃車手続きよりも時間がかかるかもしれません。車を廃車する際には、車両の解体に加えて書類による手続きが必要です。

書類の不備などで廃車に時間がかかった場合、タイミングによっては新たな納税義務が発生したり、受け取れる還付金の額が減ったりする可能性もあります。

廃車手続きの流れを理解している方の場合、ガソリンスタンドを利用しても問題はないでしょう。一方で、廃車手続きに慣れていない方は、専門業者の利用がおすすめです。

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自走不可の車については手配が必要になる

ガソリンスタンドで廃車を依頼する場合、不要になった車を自分で持ち込む必要があります。しかし、車検切れの車やエンジンが故障して動かない車については、自走での走行が不可能なため、積載車を手配しなければなりません。

積載車の手配に1万円以上の費用がかかった場合、ガソリンスタンドの1万円の買取サービスを利用しても、結果的にマイナスになってしまいます。自走不可能な車を廃車する際には、自宅まで車を引き取ってもらえる業者への依頼がおすすめです。

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ガソリンスタンドに廃車買取を依頼するときのポイント

ガソリンスタンドに廃車買取を依頼する際には、幾つかのポイントを押さえておく必要があります。事前にチェックしておくと、適正な価格での買取やスムーズな手続きを期待できるでしょう。

押さえておきたい主なポイントは、車の価値、還付金の有無、所有権などです。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

あらかじめ所有している車の価値を調べておく

ガソリンスタンドを含め、廃車買取を検討する際には、所有している車の価値を把握しておくことが大切です。車の価値を把握しておくと、お得に車を処分できるでしょう。

所有している車の市場価格が高い場合、中古車買取業者や廃車買取業者に依頼すると、より高い価格で買取してもらえる可能性があります。自分で車の価値を確かめるのが難しいときは、複数の業者に査定依頼するのもひとつの方法です。幾つかの業者から価格を提示してもらうことで、おおよその相場を把握できます。

還付金の有無を確認する

ガソリンスタンドで廃車を依頼する際、税金や保険金の還付について確かめておくのは重要です。一部の店舗では、買取一律1万円というサービスに還付金が含まれていることもあります。

自動車税種別割は、廃車手続きした日から翌年3月までの期間について、月割りで還付される税金です。また、車検の残期間がある場合、自動車重量税や自賠責保険が還付される可能性もあります。ガソリンスタンドでは、還付金について曖昧になっているケースもあるため、事前に確かめておきましょう。

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運輸支局認証工場マークの有無をチェックする

ガソリンスタンドで廃車買取を利用する際、信頼性の高い店舗の見極めが重要です。店舗の判断基準のひとつとして、運転支局認証工場マークの有無が挙げられます。このマークが掲示されている店舗には、信頼の置ける整備士を配置している可能性が高いでしょう。

認証工場とは、地方運輸局長の認証を受けた整備工場のことです。認証を受けるためには、在籍している整備士や工場の規模に関する要件を満たさなければなりません。運輸支局認証工場マークのある整備工場なら、廃車手続きに関する的確なアドバイスを期待できます。

自分が車の所有権を持っているのかを確認する

ローンで車を購入した場合、ディーラーやローン会社に所有権が留保されているのが一般的です。ローンを完済すると、車の所有権が購入者に移ります。

ローンの残債がある状態で車を廃車する場合には、残額を一括で支払ってから所有権を解除しなければなりません。所有権の確認を怠ると、手続きが滞ったり、思わぬトラブルを招いたりすることもあります。ローンで購入した車を手放すときは、所有権の所在について確かめておきましょう。

廃車の買取は廃車王にご相談ください

不要になった車の処分をお考えの方は、ぜひ廃車王へご相談ください。廃車の高価買取を行っている廃車王は、自動車リサイクル業界で国内唯一、経済産業大臣の認可を受けた事業協同組合が運営しています。

全国150店舗からお近くの廃車王が対応いたしますので、幅広いエリアでご利用が可能です。ここでは、廃車王の魅力について詳しくご紹介します。

高価買取でWeb査定やLINE査定に対応

廃車王では廃車手続きに関わる業務を自社で一貫して行っており、中間マージンのカットに成功しました。より多くの利益を残せることから、廃車の高価買取を行うことでお客さまへの還元を行っています。

気になる査定額は公式WebサイトやLINE、電話などの方法により、自宅での無料査定が可能です。Web上ではお車に関する情報やお客さまに関する情報を入力するだけで、査定を申し込めます。

LINE査定についても、必要事項を送信するだけで、査定の申し込みが可能です。対応時間帯であればリアルタイムで対応しており、いつでも気軽に最新の査定額をチェックできます。

3つの無料を提供

廃車王では、廃車におけるお客さまの負担を軽減するため、3つの無料を用意しました。廃車時の面倒な手続きは無料で代行するため、お気軽にお任せください。

また、不動車や事故車を廃車する場合、積載車による移動が必要です。廃車王では現地での積載車による車の引き取りを行っていますので、対応できる場所であれば引き取りにかかる費用を原則無料でご利用いただけます。

また、車両の引き渡し前であればキャンセル料も発生しません。無料査定を受けた後で予定が変更になった場合でも費用がかからないため、お気軽に査定を申し込みいただけます。

ガソリンスタンドでの廃車についてよくある質問

ガソリンスタンドでの廃車手続きを検討していると、疑問や不安が生じるかもしれません。ここでは、ガソリンスタンドでの廃車に関する代表的な質問をピックアップし、それぞれの質問についての回答をご紹介します。

ガソリンスタンドでも買取査定額のアップは可能？

ガソリンスタンドでは無料での引き取りや1万円での買取などを実施している店舗もありますが、ケースによっては買取額のアップが見込めることがあるでしょう。査定依頼を申し込む際には、事前に車の価値を調べておくことをおすすめします。

ガソリンスタンドで廃車を断られることはある？

ガソリンスタンドでは、車のコンディションに関係なく引き取ってもらえる可能性があるでしょう。ただし、自走不可の車については、積載車やレッカー車による移動が必要です。そのため、場合によっては引き取り費用が発生したり、買取を断られたりするかもしれません。

ガソリンスタンド以外の廃車手続きができる業者はどこ？

ガソリンスタンド以外の廃車の依頼先として、ディーラーや廃車買取業者、中古車買取業者などがあります。廃車買取業者は廃車予定の車の買取を専門にしており、多くの車両状態に対応が可能です。また、業者の中には廃車手続きを無料で提供しているところもあります。

まとめ

ガソリンスタンドでの廃車買取は、手軽さや明瞭な買取額の設定などのメリットがある一方で、査定額の低さや手続きの遅れなどのリスクもある点に注意が必要です。廃車を検討する際には、前もって車の価値や還付金の有無、所有権の確認などを確かめておくと良いでしょう。

高価買取を希望する場合は、廃車王をぜひご利用ください。Web査定やLINE査定に対応しており、いつでも気軽に査定額を確認できます。加えて、廃車手続き費用をはじめとした3つの費用を無料で提供しており、廃車時にかかる費用の軽減が可能です。