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ガソリン車に軽油を入れてしまった!どうなる?

セルフガソリンは、人件費が掛からない分、ガソリン代が安く済むのでありがたいですよね。

ですが、ガソリン車に軽油を入れてしまうというトラブルを起こすことも結構あります。ガソリン車に軽油を入れた場合、どうなるか?どう対処したらよいか?を解説いたします。

ガソリン車に軽油を入れて走行したら

ガソリン車にうっかり軽油を入れて走ったら不具合が起き、やがて最悪の場合、エンジンが止まって走行不能になってしまいます。

「燃料を入れ間違ったりしないよ!」と思うかもしれませんが、燃料の入れ間違いは意外と多いトラブルで、JAFのロードサービスにも「燃料を入れ間違えたのですが、エンジンは壊れませんか?」という問い合わせがよくあるそうです。

ガソリン車に軽油の混ざったガソリンが供給されると不具合が起きます。
・エンジンの出力が下がり、加速が鈍くなる
・アイドリングが不安定になる

さらに、100%軽油だけを入れてしまうと
・マフラーから黒い排気ガスが出て、やがてエンジンが止まる

入れ間違い後の症状は、軽油とガソリンの混合比によって差がありますが、エンジンが止まってしまう危険性があります。
最悪の場合は、車から発火し炎上する可能性もあります。

軽油を間違えて入れてしまった時の対処法

軽油を間違えて入れてしまった時の対処は、走行前なのか、走行後なのかで変わってきます。順次、見ていきましょう。

1.走行前の段階

まずエンジンを始動させないことです。そのうえでガソリンスタンドのスタッフに燃料を抜き取ってもらいましょう。

ガソリンスタンドは、セルフの場合であってもスタッフに声を掛けることはできるので、真っ先にスタッフに相談してみましょう。

もしガソリンスタンドで対応できないようなら、任意保険のロードサービスやJAFに依頼して、近隣の整備工場までレッカー移動してもらい処置をしてもらいましょう。

2.走行後の段階
気付かずに走ってしまってエンジンが停止してしまったら、安全を確認して速やかにレスキューを呼びましょう

そのうえで、やはり任意保険のロードサービスやJAFに依頼して、近隣の整備工場までレッカー移動してもらって早急に処置をお願いしてもらってください。

誤給油による修理費用はどの位?保険は使える?

では、ガソリン車に軽油をいれた誤給油による修理費用はどの位かかるのでしょうか?修理費用はその時の車の状態によって、変わります。そして、そうした修理について車両保険を使うことができるのでしょうか?

給油している時点で間違いに気付けば、燃料タンクの洗浄だけで済むので、被害は少なくすみます。気づかずにエンジンをかけて走らせてしまった場合は、燃料タンクの洗浄だけでは済まなくなります。

 タンク内の洗浄等で、2~5万円
 エンジン内の洗浄が必要な場合は、5~15万円
エンジンストップまで至ったら、燃料系や排気系の完全洗浄や部品交換が必要になるので、30万円位まで費用が必要になる可能性もあります。

誤給油による修理費用について、車両保険は適用になるか?というと加入している保険会社や保険の種類によっても、使えるかどうかは異なります。

ですが、保証の範囲が広い「一般タイプ」に加入していれば、偶然な事故として保険の適用は可能である場合が多いので、誤給油をしてしまった際にはすぐに問い合わせをするようにしてください。