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自動車を廃車にする基準はあるの?事故車の基準やおすすめの処分方法もご紹介!

自動車を廃車にする基準は悩むもの。大事故を経た事故車はもちろん、小さな事故や故障であっても頻度が高くなれば、乗り続けるメリットは少なくなります。さまざまな観点から車を廃車にする基準を紹介します。

乗り続けたり売却したりするよりも、廃車にしたほうがお得になるかを考慮して判断しましょう。

廃車にするタイミングの基準は「廃車にしたほうが、メリットがあるか」

廃車する際に留意すべきは「廃車にしたほうが、メリットがあるか」。
たとえばネットで自分が乗っているのと同じ車種、条件の車を探してみて、20万円前後で売られていた場合。このようなケースでは、おそらく中古買取業者での買取額は0〜1万円になることが予想されます。

もちろん正確な買取額は査定してもらわないとわかりませんが、もし買取額0〜1万円程度になるなら、いっそのこと廃車にしてしまったほうが安上がりになる可能性が高いです。「廃車にしたほうが、メリットがあるか」を念頭に置いたうえで、廃車にするタイミングの基準をいくつかの観点から紹介します。

修理するより買い替えたほうが安い場合は廃車にしよう

修理するよりも買い替えたほうが安いという場合は、廃車にすることをおすすめします。

そのようなケースでまず考えられるのが、いわゆる「全損」というような大きな事故。全損とは「事故車の修理費用のほうが、同じ状態の同じ車種を新たに買った場合よりも高くつく」事故のことです。この場合は中古車としての買取も見込めませんし、よほどの理由がない限り、廃車にせざるを得ないでしょう。

また、仮にそのような大事故はなくとも、経年により故障の頻度が高くなり、細かな修理費用がかさむ、という場合もありえます。

あるいは保険でまかなえるくらいの故障だったとしても、等級が下がり翌年の保険料が高くなるというリスクも。そこまでして今の車に乗りたいか、考える必要がありますね。

「走行距離20万km・20年経過車」が廃車の目安

かつて言われてきた基準とは違い、現代の車の性能では、走行距離10万kmを超えた程度で廃車にするのは時期尚早と言えます。

今では「20万kmを過ぎた頃」が廃車を考えるのに適した時宜だと言われているのです。走行距離は1年1万kmが平均的な目安なので、20万kmは使用期間にすると単純計算で20年ということになります。

ただ、20年20万kmはあくまで参考であり、実際にはそれより早く廃車にせざるを得ない状態になってもおかしくはありません。たとえば車を走らせるのに重大なパーツであるタイミングベルトは、10年で交換する必要があると言われています。これを交換するのにも多額の費用がかかるでしょう。

他にも車には多くの消耗部品が使われており、仮にまったく乗らずに放置していた車であっても経年による劣化は確実なのです。

燃費や税金など維持費に見合わない古い車は廃車に

車は購入するときにも大金を要しますが、買った後の維持費も家計を圧迫するものです。車検費用や自動車税、ガソリン代など、車を維持するためにはかなりのお金がかかります。

燃費の点で、新しい車と古い車では格段に差があります。古い車では、同じ使用頻度でもより高いガソリン代が必要に。最近ではリッター20kmも当たり前です。仮に現状リッター10kmの車に乗っている場合をそれと比べたら、端的に言って2倍のガソリン代がかかっていることになります。

また、燃費のいい車は税金も安くなる特例が定められており、反対に年式が13年を超える古い車は自動車税が15%重課されます。12年目まで39,500円だったとして、13年目から45,400円となるわけです。

他に車を維持するために必要なのが2年に1度の車検。車検には10万円程度の出費がある場合が一般的です。自分が今持っている古い車を、果たしてそれだけ払って維持する価値があるのか?今一度考えてみる必要があるでしょう。

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買取価格が低い「修復歴がついた事故車」も廃車を検討

修復歴のある車両は中古買取業者による買取価格も非常に低くなるため、廃車にすることも視野に入れましょう。

修復歴とは、車体の「骨格(フレーム)部位に交換・修理の跡がある」ことを言います。すべての事故車が修復歴あり車両というわけではなく、たとえばボンネットやドアなど、フレームからボルトで外せる部位の交換は修復歴とは見なされません。

反対にいえば、仮に外見上きれいに見えるとしてもフレーム部位を修理していれば修復歴ありということになります。復歴ありの車両は買い手に敬遠されるため、中古買取業者の査定も極端に低くなってしまうでしょう。

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まったく乗っていない車は一刻も早く廃車に!

今現在の段階で何年も車庫に放置しっぱなしという状態であれば、一刻も早く廃車にすることをおすすめします。

第一に、乗っていなくても税金はかかります。第二に、車はただ放置しているだけで劣化するからです。

年式の割に走行距離の少ない車は、中古買取業者の査定も厳しくなります。あまり使っていないから状態がいいというわけでは決してなく、かえって故障の頻度が高くなると考えられてしまうのです。

車の部品が手に入らない場合は修理不能なので廃車確定

まだ乗り続けたいとは思っていても、どうしようもないケースもあります。それは車の部品が製造中止され、手に入らないという状態です。

愛車に長く乗り続けるためには、綿密なメンテナンスが不可欠。各消耗部品を定期的に交換する必要が生じます。

自分で部品を交換するほどしっかりとメンテナンスをしていれば、車もかなりいい状態に保たれていることが予想できます。しかし、肝心の部品が手に入らなくなってしまったら仕方がありません。故障した部品が交換できなければ「修理不能」ということであり、廃車確定です。

車の部品は10年を境に生産停止され始め、15年、20年と経つごとに入手が難しくなります。もっとも、「部品をオーダーメイドする」という方法もあるにはありますが、相当な金額がかかるのは事実です。

廃車の手続きは年度末・車検前までに!早めの手続きがベスト

以上で挙げたような基準と照らし合わせて、自分の車を廃車にすると決めたなら、速やかに廃車手続きを実行しましょう。そうすれば、無駄な税金の支払いを止めることになるからです。

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に支払いの義務が発生し、1年分をまとめて前払いすることになっています。
そのため、3月中に廃車手続きを終えることが賢明です。4月以降に手続きしたとしても、翌月以降の過払い分は返金されますが、できることなら年度内に済ませておくほうがいいでしょう。

また、車検前に廃車にすることもお忘れなく。当然ですが、廃車にするつもりの車を車検に通しても意味がありません。また、税金は過払い分が返金されますが、車検費用は返ってくることがありません。1、2月に車検を控えているとしたら、その前に廃車手続きを終えておくことをおすすめします。

なお、そうした理由のため3月には廃車手続きをする人が多く、関係機関にとっては繁忙期に当たります。ギリギリにお願いすると4月にずれ込む可能性もありえるでしょう。
車の解体は基本的に廃車手続きの前に済ませておく必要があるため、廃車手続き自体、結構時間がかかるものです。「年度末」「車検前」は廃車を決断するタイミングとして目安になりますが、廃車にすると決めたらいつであれ早めに手続きを進めることが得策ですよ。

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廃車にするときは廃車買取業者への依頼が断然お得

車を処分する際の依頼先として、やはりディーラーや中古買取業者が真っ先に思い浮かぶため、多くの人は手数料を支払うことを選んでいます。

ディーラーや中古買取業者も廃車手続きの代行をしてくれますが、軽視できない額の手数料を取られる場合が一般的です。中古買取業者は買い取った車を中古車として販売することが商売であり、売ることの不可能な廃車を引き取ることは専門外だからです。

廃車にするなら、廃車の買取を専門にした業者にお願いすることが断然お得です。中古買取業者で値段がつかないほど状態の悪い車でも、廃車買取業者なら確実に0円以上で買い取ってくれます。そのうえ、廃車の手続きも無料で代行してくれるというおまけ付き。

廃車とはいえ、部品単位で見ればまだ利用価値がないとは言えず、依頼者はむしろお金をもらって引き取ってもらうべきなのです。廃車にする際には、ぜひ廃車買取業者という選択肢をご検討ください。

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廃車にしたほうがお得なケースは多くある

古くなった車では、中古買取業者に売却するよりも廃車にしたほうがお得というケースは多いです。全損のような大きな事故を経験した車はもちろん、修復歴がついてしまう車などは買取額も低額になります。古い車は燃費が悪く、所有しているだけでもバカにならない維持費がかかるものです。

乗り続けたり売却したりするよりも廃車にしたほうがお得になる場合は、早めに廃車手続きを進めて余計なコストを削減しましょう。