車のヘッドライトはいつ交換する?判断基準や費用の目安を紹介
車の基礎知識
「車のヘッドライトが暗い」「交換費用がどのくらいかかるのだろう」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。ヘッドライトの故障や点灯の不具合をそのままにしておくと、視界が悪くなり事故を起こす可能性があります。交換を検討した方が良いタイミングを知ることで、重大なトラブルや故障を防ぐことが可能です。
この記事では、ヘッドライトの適切な交換時期や業者ごとの費用相場、自分で交換する際の注意点を解説します。代表的なライトの種類もご紹介しているため、ぜひ読み進めてみましょう。
この記事で分かること
- ヘッドライトは長年の使用で劣化するため、気付いた時点で早めに交換すると良い
- ライトが消えている状態で走行すると、整備不良として7,000円の反則金が科される場合がある
- 選ぶライトによって、明るさや車の見た目、寿命が変わる
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車のヘッドライト交換を検討すべきタイミング

ヘッドライトは、経年劣化やトラブルで点灯しなくなる場合があります。点灯しないまま走行を続けると、視界が不鮮明になって事故を起こしたり、違反車両として反則金の対象となったりする可能性があります。不具合に気付いた時点で早めに交換しましょう。
ここでは、具体的にどのような状態が交換時期に該当するのか解説します。
明るさが不足しているとき
以前よりヘッドライトの明るさが不足してきたら、交換を検討しましょう。ライトの光が暗くなると、夜間やトンネルでの運転で視界が確保できず、事故のリスクが高まります。運転に支障を来すだけでなく、歩行者や対向車を認識できなくなるため早めに交換しましょう。
また、ヘッドライトが切れている状態で走行すると、整備不良と見なされて反則金が科せられる可能性があります。罰則の内容は、以下の通りです。
違反点数 | 1点 |
罰金 | 7,000円 |
ヘッドライトに限らず、ブレーキランプやテールランプなども対象となるため、運転中に暗さを感じた時点で交換を検討しましょう。
黄ばみや曇りが発生しているとき
ヘッドライトのレンズに黄ばみや曇りが見られる場合は、光の透過性が低下し、夜間走行時の視界が悪くなるおそれがあります。これにより、歩行者や障害物を認識しづらくなり、事故のリスクが高まるため注意が必要です。
近年の車両では、軽量で衝撃に強いポリカーボネート樹脂製のレンズが広く採用されていますが、この素材は紫外線や経年劣化によって黄ばみやすい特性があります。
黄ばみや曇りが発生した場合は、早急にヘッドライトの状態を確認しましょう。状態によっては、専用のクリーナーや研磨剤を使ったレンズ磨きやコーティングによって、明るさを回復できるケースもあります。それでも改善が見られない場合は、レンズの交換を検討するのが望ましいでしょう。
正常に点灯しないとき
ヘッドライトが正常に点灯しない場合は、バルブの寿命だけでなく、電気系統の不具合が原因となっている可能性があります。まずはバルブの交換を試みることが一般的ですが、それでも改善しない場合は、配線の断線や接触不良、スイッチ、リレー、ヒューズなど電装部品の不具合が考えられます。
こうしたケースでは、車種やトラブルの内容によってはヘッドライトユニット全体の交換が必要になることもあります。原因の特定には専門的な診断が必要となるため、不具合を感じた時点で整備工場などに相談するのが望ましいでしょう。
また、ライト類が適切に点灯していない状態で走行すると、道路交通法における整備不良として1点の違反点数と7,000円の反則金が科せられる可能性があります(普通車の場合)。早期対応によって視界確保と安全確保につなげましょう。
ヘッドライト交換にかかる費用の目安
ヘッドライト交換費用は、交換する部品や修理内容によって変わります。バルブのみの交換で済む場合は比較的安価ですが、本体の取り替えが必要になると高額になる傾向です。
また、交換を依頼する業者によって差があるため、どこが適切なのかを見極めることが大切です。ここでは、それぞれのケースに応じた費用相場や業者の特徴をご紹介します。
ヘッドライト本体を交換するときの費用
内部のユニットや配線などの不具合が生じている場合は、本体の交換が必要です。業者別の費用相場は、以下の通りになります。
依頼する業者 | 費用相場 |
ディーラー | 5万円~ |
ガソリンスタンド | 2万円~ |
整備工場 | 2万5,000円~ |
カー用品店 | 2万5,000円~ |
ディーラーでは、メーカー純正品を使用するため比較的高額です。部品の性能が高いことに加え、光軸調整などの点検作業が費用に含まれている場合があります。部品や性能にこだわりたい方は、ディーラーに依頼すると良いでしょう。
費用を抑えたい方は、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店での交換がおすすめです。これらの業者では非純正部品を使うため、比較的安価な傾向があります。
費用は業者によって異なるため、見積もりやWebサイト、店舗で金額を確認してみましょう。
バルブのみを交換するときの費用
バルブ単体の交換費用は、以下の通りです。
依頼する業者 | 費用相場 |
ディーラー | 4,000円~1万円 |
ガソリンスタンド | 2,500円~3,000円 |
整備工場 | 2,500円 |
カー用品店 | 2,000円 |
バルブ単体の交換は、本体ごと取り替える場合と比べて安価な傾向があります。ディーラーでは純正品を使うため、4,000円~1万円と費用が高めです。輸入車は部品の取り寄せが必要となるケースがあるため、さらに高くなる可能性があります。
社外品でも良い方は、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店に依頼すると良いでしょう。特にカー用品店は商品のラインナップが豊富なため、好みに合わせてライトを選べます。
バルブの種類や品質によって費用に差があるため、事前に業者へ問い合わせて確認しておきましょう。
交換時に選べるヘッドライトの種類
ヘッドライトにはいくつか種類があり、それぞれ性能や特徴が異なります。ヘッドライト交換する際は、走行シーンや求める明るさ、コストなどに応じて適切なタイプを選ぶことが大切です。ライトによって車の見た目も変わるため、特徴を理解した上で自分に合ったものを選びましょう。
ここでは、主に使用されているハロゲン・HID・LEDの3種類に分けて、それぞれの魅力やメリットを解説します。
ハロゲン
ハロゲンライトは、長年にわたり多くの車両に採用されている一般的なヘッドライトです。内部には「フィラメント」と呼ばれる細い電熱線があり、不活性ガスと反応して発光する仕組みです。黄色みがかった温かみのある光が特徴で、雨や霧といった悪天候時にも視認性を確保しやすいとされています。
また、ハロゲンライトは発熱量が大きいため、積雪や凍結時にレンズ表面に付いた雪を多少溶かす効果が期待できるケースもあります。ただし、これはあくまでも副次的な効果であり、除雪機能として設計されているわけではないため、過信は禁物です。
寿命はおおよそ1,000時間前後と比較的短く、定期的な交換が必要になります。その分コストは他のライトに比べて安価なため、メンテナンス費用を抑えたい方には選ばれやすいタイプです。
HID(ディスチャージヘッドライト)
HID(High-Intensity Discharge)ライトは、キセノンガスを封入したガラス管内でアーク放電(空中放電)を行うことで強い光を放つタイプのヘッドライトです。色味は4,000〜6,000K程度の白色〜青白色が一般的で、シャープな見た目と高い照射力が特徴です。
寿命はおおよそ2,000時間とされており、ハロゲンライトよりも長持ちしやすいといわれています。また、消費電力が比較的少ないため、省エネ性も備えています。
点灯時には、ハロゲンやLEDに比べて発光までにわずかなタイムラグがあり、1〜3秒ほどで完全に明るくなる製品が主流です。商品によっては5秒以上かかるものもありますが、一般的には数秒で安定した明るさになります。
なお、ハロゲンライトからHIDに交換する場合は、バラスト(電圧を安定させる装置)や専用の配線が必要になります。取り付けにある程度のコストや工賃がかかる点にも注意が必要です。
LED(発光ダイオード)
LEDヘッドライトは、電気を流すと発光する半導体素子(発光ダイオード)を用いたタイプで、点灯と同時に明るく照らせる即時点灯性能が特徴です。ハイビームへの切り替えもスムーズに行えるため、夜間走行時の安全性向上にもつながります。
寿命は約30,000時間とされており、ハロゲンやHIDに比べて圧倒的に長寿命です。頻繁に交換する必要がないため、メンテナンスの手間が少ない点もメリットといえるでしょう。
また、LEDは発熱量が少なく、コンパクトな設計が可能なため、ヘッドライトユニットのデザイン自由度が高いのも魅力です。近年では、高性能なLEDヘッドライトも増えており、明るさの面でもHIDに匹敵するものが多く登場しています。
ただし、車種によってはLEDバルブがユニットに組み込まれており、バルブだけの交換ができない場合もあります。その場合はヘッドライトユニット全体の交換が必要になるため、費用が高額になることもあります。交換を検討する際は、車種や構造を確認しておくことが大切です。
ヘッドライトの交換は自分でできる?
結論、バルブの交換であれば自分で対応可能です。本体や内部の配線に関わる作業は難易度が高く、専門知識が必要となります。自分で対処できない可能性があるため、業者に修理を依頼しましょう。
ただし、バルブ単体の交換でも、手順を間違えれば取り付けミスを起こす可能性があります。以下で正しい手順や注意点を理解しましょう。
バルブ交換だけなら可能
バルブだけなら、手順さえ理解すれば自分で交換可能です。バルブとは、ライトの電球を指しています。ヘッドライトの明るさが不足している場合や片方だけ点灯していない場合は、バルブを新しいものに取り替えることで改善するケースが多く見られます。まずは交換してみて、不具合が解消するか確認しましょう。
カー用品やオンラインショッピングサイトでは、あらゆる種類のバルブが販売されています。明るさや色味などを比較しながら自由に選べる点も、自分で交換するメリットです。
ただし、中には複雑な構造で取り外しが難しいケースもあります。交換できそうにない場合やヘッドライト本体の交換は、業者に依頼しましょう。
自分でバルブ交換をするときの手順
自分でバルブを交換する際は、汚れ防止のための軍手をはめましょう。準備ができたら、以下の流れで作業を進めます。
- エンジンを停止し、ヘッドライトが消灯していることを確認する
- ボンネットを開け、感電防止のためにバッテリーの端子を外す
- ヘッドライト裏側のコネクターを抜く
- ゴム製のカバーとストッパーを外す
- 古いバルブを取り外す
- 新しいバルブを取り付ける
- ストッパーやカバーを元に戻す
- コネクターを設置する
- ボンネットを閉める
- ライトを点灯させ、正常に作動するか確認する
以上で交換作業は終了です。7のストッパーは古いバルブを固定している部品で、針金のような見た目です。
新しいバルブに交換した後は、外したときとは逆の順番で元に戻していきます。最初にどのような配線になっていたのか、写真や動画で記録しておくと、取り外し前と同じ状態に戻しやすくなるでしょう。
自分でバルブ交換をするときの注意点
自分でバルブを取り替える際は、エンジンが十分に冷えてから作業しましょう。運転直後はエンジンルームが熱くなっており、やけどする恐れがあるためです。少し時間を置き、冷え切ったことを確認してから交換します。
また、バルブに触れる際は軍手をはめましょう。直接触れると、表面に油分が付いてガラスが割れる可能性があります。
特にハロゲンやHIDは、油分が付いているところに熱が集中しやすいライトです。破損すると、ガラスの修理が必要になり、修理代が高く付く可能性があります。軍手をはめて手が当たらないようにしましょう。
修理費用が高くなる場合は、廃車や買い替えを検討するのもおすすめです。廃車買取業者では、車両としての価値が少ない場合でも買い取りしてくれる場合があります。ぜひ検討してみてください。
まとめ
ヘッドライトは、明るさの低下や点灯不良、黄ばみ、曇りなどが目立ってきたタイミングで交換する必要があります。バルブだけなら自分で取り替えできますが、ヘッドライト本体の破損や配線不良が原因で不具合が起きた場合は、業者に修理を依頼しましょう。
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