事故でエアバックが出た車は廃車 or 修理?判断するための3つポイント
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エアバッグは衝突事故や追突事故が発生したときに、運転手や同乗者への衝撃を和らげる安全装置です。衝撃を検知すると、自動的に開くように設計されています。
事故でエアバッグが作動した場合、修理か廃車で悩む方いるのではないでしょうか。修理にかかる費用や車両の価値を比較しながら、慎重に決めるのが重要です。
そこでこの記事では、事故でエアバッグが出たときの対処法についてご紹介します。エアバッグの対応でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エアバッグが出た車は廃車せずに乗り続けられる?
事故でエアバッグが展開した場合でも、修理すれば乗り続けられます。ただし、修理する際には以下のリスクに留意するとよいでしょう。
- エアバッグの修理方法
- 車両の損傷度合い
状況によっては高額な修理費用や維持費が発生するため、修理を選択する場合には慎重な検討が必要です。ここでは、それぞれのリスクについて詳しく解説します。
エアバッグの修理は交換になる
車に搭載されているエアバッグは、一度展開すると再利用が不可能な安全装置です。修理を希望する場合、パーツ全体の交換が必要になります。
エアバッグはコンピュータやクラッシュセンサーなどのパーツと連動しており、状況によって全てのパーツを交換しなければなりません。
交換の費用は車種によって異なり、10万円~30万円が相場です。ただし、高級モデルや輸入車の場合、50万円~80万円といった高額な費用がかかる可能性はあります。
エアバッグが出たら車もダメージを受けている可能性がある
エアバッグが出る条件は、一定の衝撃を検知したときです。車にはセンサーが取り付けられており、検知した際には瞬時にエアバッグが作動します。
事故でエアバッグが出たときには、他のパーツにもダメージが及んでいるかもしれません。バンパーやドアなどに傷やへこみが生じた場合、修理する必要があります。
ダメージが小さい場合には少ない修理費用で済むかもしれません。一方で損傷が激しい場合には高額な修理費用が発生するため、事前に確認しておくとよいでしょう。
エアバッグが出たときの対処法
エアバッグは、センサーが検知した際に瞬時に膨らむ安全装置です。エアバッグが展開した場合、自動的には元に戻りません。運転手が1人で走行しているときでも、センサーが検知すれば助手席などのエアバッグも開きます。
放置した状態では乗り続けられないため、適切な対応が必要になるでしょう。ここでは、エアバッグが出た場合の対処法について解説します。
専門業者に連絡する
エアバッグは高度な技術が取り入れられており、修理では専門的なスキルが求められるでしょう。自己判断による修理は難しく、状況によっては状態の悪化などの恐れがあります。
誤作動による重大事故を誘発させる恐れもあるため、整備工場や廃車買取業者などの専門業者に相談するのが適切です。
エアバッグが作動した場合、周囲のパーツも破損している可能性があります。専門業者に相談するなら、修理や廃車に関して適切な判断を下せるでしょう。
エアバッグを外して走行することは控えよう
修理費用を節約したいと考えて、展開したエアバッグを放置したまま車に乗り続ける人がいます。しかし、エアバッグを外したままにすると、車検に通らない可能性が高いでしょう。
製造時に装着されていたエアバッグに異常が起きると、メーターパネルの警告灯が点灯します。警告灯はドライバーに車の異常を知らせるためのものであり、点灯したままだと車検に通りません。車検を受けるためには、エアバッグの適切な修理が求められます。
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エアバッグの修理代は車両保険を使用できる
通常の修理と同じく、エアバッグに関しても自動車保険の利用が可能です。ただし、自動車保険を利用する際には以下のリスクに留意する必要があります。
- 修理代の一部負担
- 保険料の上昇
- 車両価値の低下
保険の使用後のトラブルを避けるためにも、前もってリスクを確かめておきましょう。ここでは、それぞれのリスクについて解説します。
修理代の全額は補償されない
自動車保険の補償には限度額が設定されており、全額がカバーされるわけではありません。損傷が大きい場合、自己負担の有無を確かめておくとよいでしょう。
自動車保険を利用する際には、修理代の総額と車両の現在価値を比較します。修理代が車両の価値を上回る場合、差額を自ら負担しなければならないのです。
事故で車が損傷した場合には、複数のパーツの修理や交換が必要になるかもしれません。高額な修理費用がかかる場合には、廃車を検討するとよいでしょう。
翌年の保険料が上がる
自動車保険を利用すると、次年度の保険料が上がります。自動車保険には等級制度が採用されており、保険の使用頻度に応じて保険料が変動するからです。
1年間保険を一度も使用しなかった場合には等級が1つ上がります。等級のアップによって保険料の負担が軽くなるでしょう。一方で、保険を使用した場合には等級が3つ下がります。契約内容によっては保険料の大幅な上昇もあるでしょう。
下がった等級が元の状態に戻るには3年の期間が必要です。保険料の負担を抑えたい方は、自己負担による修理や廃車などを検討するとよいでしょう。
修復歴車となり車の価値が下がる可能性がある
自動車保険を利用する場合、費用対効果の確認が必要になります。損傷によるダメージが大きいと、修理しても車の価値が上がらないからです。
エアバッグを修理した場合、その車は修復歴のある事故車として扱われます。修復歴車とは、車の骨格部分の修理や交換を行った車のことです。修復歴車は市場での需要が低く、通常の中古車よりも安価で取引される傾向にあります。将来的な車の買い替えを検討している場合、慎重な検討が必要です。
関連記事エアバッグが出た車の廃車や修理を決めるポイント
エアバッグが作動した車については、適切な対応が求められるでしょう。修理と廃車で悩んでいる場合、以下のチェックをおすすめします。
- 損傷の程度
- 自動車保険の補償額
- 車両の価値
エアバッグが作動した車については、安全性や修理コストなどの確認が重要です。ここでは、上記のチェック項目について、詳しく解説します。
損傷の程度
エアバッグは軽度の衝突や追突でも作動する場合があり、エアバッグの作動以外に車両に問題が見られないなら修理して乗り続けるのがよいでしょう。
エアバッグが作動するケースとして、縁石への衝突や低速での追突などが挙げられます。エアバッグのセンサーは車の下部に搭載されており、事故以外の状況でも衝撃に反応してしまう場合があるからです。エアバッグの作動以外に明らかな損傷がない場合は、比較的安価な修理費用で済みます。
関連記事自動車保険の補償額
相手の過失による接触事故でエアバッグが作動した場合、対物賠償保険で補償を受けられる可能性が高いでしょう。自分の過失でエアバッグが作動した場合でも、自動車保険に加入しているなら修理代のカバーが可能です。
修理代の一部の負担や保険料の上昇などのリスクはありますが、状況によっては保険を使用したほうがよいケースもあります。保険の利用を検討する場合、保険会社と相談しながら決めるなら適切な判断を下せやすいでしょう。
車両の価値
車両の価値はモデル、グレード、年式、走行距離などのさまざまな要素によって変動します。年式の古い車や走行距離の多い車については、修理費用が車両の価値を上回るケースもあるでしょう。修理代を保険でカバーできない、修理しても車両の価値が向上しないなどのリスクが発生します。
エアバッグの修理に見合うメリットが見いだせない場合、廃車を検討するとよいでしょう。廃車予定の車を売却できれば、次回の車の購入資金に充てられます。
エアバッグが出た車を廃車する方法
エアバッグが作動した車を廃車する際には、依頼先の慎重な選定が重要です。主な依頼先として以下の2つがあります。
- ディーラーや中古車販売店
- 廃車買取業者
車の状態や価値を正確に評価してもらえる依頼先を選ぶなら、損傷がある場合でも適正な査定を受けられるでしょう。ここでは、それぞれの依頼先の特徴について解説します。
ディーラーなどへの依頼は廃車費用がかかる可能性がある
ディーラーや中古車販売店は、エアバッグが出ている事故車の買取や下取りには向いていません。ディーラーは主に新車の販売を専門にしており、事故車やエアバッグが出た車については下取りを断られる可能性があります。
中古車販売店は買取した車の再販がメインです。ただし、走行に支障のある車や事故車については通常の中古車よりも査定価格が低くなる傾向にあります。店舗によっては、体費用や書類手続き費用などを請求されるケースがあるので注意が必要です。
関連記事お得に廃車するなら廃車買取業者がおすすめ
事故でエアバッグが作動した車を廃車する際には、廃車買取業者の利用を検討しましょう。廃車買取業者は車の解体やリサイクルに特化しており、エアバッグが出た車の査定や処理について豊富な専門知識を持っているからです。
廃車買取業者は廃車や車両の部品を再活用するための広範なネットワークを有しており、査定額のアップを期待できます。解体に加えて廃車に伴う書類手続きもサポートしており、車の処分に伴う負担を軽減できるでしょう。
関連記事エアバッグが出た車を廃車するなら廃車王がおすすめ!
廃車買取業者は全国にありますが、査定額は利用する業者によって異なります。信頼性の低い業者を利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
エアバッグが作動した車を廃車する場合には、専門的な知識と経験を持つ廃車王にお任せください。ここでは、廃車王の魅力について詳しくまとめました。
どのような車も0円以上の買取が可能
廃車王はNGP日本自動車リサイクル事業協同組合の関連会社が運営しており、解体した車の再販が可能です。使用可能な部品は中古リサイクルパーツとして、車の製造で使用した金属は貴重な資源として再利用しています。
再販によって生まれた利益はお客様に還元しており、ディーラーや中古車販売店では難しい高価買取価格の提示を可能にしました。
廃車王では中間マージンが存在しません。自社で廃車手続きやリサイクルパーツの販売を行っており、0円以上の買取が可能です。
エアバッグのアップサイクルで資源を再活用
廃車王は環境保護において積極的なスタンスを取っており、エアバッグのリサイクルにも重点を置いています。廃車となった車から取り外されたエアバッグの再活用により、環境に与える影響への軽減を実現しました。
エアバッグの製造で使用されている生地を生かして、アウトドア用品へアップサイクルしています。適切な処理と検品により、薪の運ぶ際に重宝する薪バックの製作に成功しました。廃車王では廃棄物の削減に加えて、新しい商品への活用によって環境保護に取り組んでいます。
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エアバッグが出たときの廃車に関するよくある質問
エアバッグが展開した車を修理または廃車にする際には、疑問や不安などの解消が大切です。事故でエアバッグが展開した車でも、修理できる場合があります。廃車の場合は依頼先によってコストや手間が変わるため、慎重に選ぶのがよいでしょう。ここでは、エアバッグが出たときの廃車に関するよくある質問について解説します。
エアバッグは元の状態に戻せる?
エアバッグが一度展開した場合、最初の状態には戻せません。エアバッグを修理する際には、部品の交換が必要です。
エアバッグは個人で処分できる?
エアバッグは自動車リサイクル法により、処理方法が限られています。産業廃棄物に該当するため、個人での処分は難しいでしょう。
まとめ
事故でエアバッグが展開した場合、修理と廃車の2つの選択肢があります。適切な選択は状況によって異なるため、損傷の程度や修理費用を確認しながら慎重に判断するとよいでしょう。
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