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事故車買取相場はどのくらい?買取価格をダウンさせないためのポイント

車が事故に遭遇した場合、修理や売却などの検討が必要になります。損傷が激しい場合には、売却による処分を検討するかもしれません。一方で事故車の売却した場合、買取価格が付くのか心配になる方もいるのではないでしょうか。

車の買取は中古車としての価値だけでなく、廃車としての価値で売却できるため、損傷が激しい事故車でも売却は可能です。ただし、損傷の箇所によっては買取額が大幅に下がる可能性があるでしょう。

そこでこの記事では、事故車の買取相場や買取価格をなるべくダウンさせないためにできる方法をご紹介します。

事故車買取相場の目安はどのくらい?

中古車の査定金額は、車種、年式、走行距離、車両のコンディションなど、さまざまな要因で変動します。一般的に人気のモデルは、他のモデルよりも買取価格が高い傾向にあるでしょう。

ただし、事故車については通常の中古車相場とは異なる価格でやりとりされており、修復歴車になると買取金額が低くなります。まずは、事故車の買取相場の考え方や目安について見てみましょう。

修復歴の有無によって買取価格が変動する

事故車の買取額は損傷の程度によって大きく変わり、ダメージを受けた箇所によっては買取価格が大幅に下がる可能性があります。

事故歴がある車の中で、買取価格が下がりやすいのは修復歴車です。修復歴車とは車両の骨格部分の修理や交換をした車のことを指し、中古車市場では事故歴ではなく修復歴のある車を呼び分けています。

そのため、事故を起こしていてもフロントバンパーやフロントフェンダーのみを交換した車などは修復歴車の扱いにはなりません。

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査定額は大幅ダウンする可能性がある

修復歴のある事故車の買取相場は、ひとつの目安として20万円~50万円ほど減額される傾向があります。通常の査定額から50%ほど減額されるケースもあれば、買取価格が付かないケースもあるため、査定額は大きく下がってしまうでしょう。

修復歴車の買取価格が安くなる原因のひとつとして安全性の低下があります。現在の車の多くはモノコック構造です。

モノコック構造とは骨格とボディが一体になった構造のことで、車両全体で剛性を保つように設計されています。追突時にはボディ全体で衝撃を吸収するため、ダメージは衝撃を受けた部位だけでなく車体全体に及ぶ構造です。

そのため、一見走行に問題がない通常の車に見えてる修復歴車であっても、リスクを抱えた車と言えます。再販する場合、通常の中古車と同じ価格では売れにくいことから、販売価格も買取価格も大幅に下がる車両です。

事故車を買取に出すかの判断をするポイント

事故車の中でも修復歴がある車は買取価格が大きく下がってしまうため、売るよりも乗り続けたほうが良いのではないかと感じることはないでしょうか。一概にどちらが良いと言い切れるものではないため、車の状態や今後の車にかかるコストを考慮して検討することが大切です。

軽度な事故については修理して乗り続けることも選択肢のひとつですが、損傷が大きい場合には売却や廃車の検討が必要になるでしょう。ここでは、事故車を買取に出すかの判断をするポイントについて解説します。

乗り続けるのが向いているケース

軽度の事故の場合、少額の修理費用で直せる可能性があります。事故に遭遇した際、相手に過失がある場合には相手の自動車保険で修理費用が賄われ、過失割合によって修理費用の一部もしくは全額が支払われるでしょう。

自分に過失があった場合は加入している自動車保険の利用が可能です。しかし自動車保険を使用すると翌年の保険料が上がることから、損害額によっては自動車保険を使わない選択が適した場合があります。

軽度な修理で済むケースや買い換えよりも修理費用が安い場合などは、乗り続けることを検討してみると良いでしょう。

買取が向いているケース

骨格部分の修理が必要な事故の場合、高額な修理費用や修理期間がかかります。また、骨格部分がダメージを受けた場合、修理しても再び不具合が発生する恐れがあるでしょう。

このように大きくダメージを受けた車は、修理しながら乗り続けるよりも手放して別な車へ乗り換えたほうが安全性への不安を解消したりコストの総額を抑えたりできる可能性があります。

車両状態や修理費用の見積もりを確認しながら、修理や乗り換えを判断しましょう。

事故車買取相場は損傷の度合いによって異なる

事故車を売却する場合、損傷が大きいほど買取金額が下がります。損傷の程度によっては買取価格が付きにくくなる場合があるため、状況に応じて買取先を選定しましょう。事故による損傷の度合いは大きく次の3つに分けられます。

  • ボディに傷が付いた程度の事故
  • 骨格部分にダメージが及んだ事故
  • エンジンがかからないほどの事故

ここでは、損傷度合いごとの買取相場の傾向や適した買取先を紹介します。

ボディに傷が付いた程度の事故

ボディに傷や小さなへこみができた程度の事故については、中古車販売店での買取が目指せるでしょう。小さな損傷の場合には骨格にまでダメージが及んでいない可能性が高く、安全性や耐久性への影響は小さいと考えられます。

また、傷やへこみのある車を査定してもらう際、事前の修理を検討する方がいるかもしれません。修理すれば多少の査定額アップを期待できるかもしれませんが、査定のアップ分が修理代を上回る可能性は低い傾向があります。買取を希望する場合には、修理費と買取価格アップの差額を確認して検討しましょう。

骨格部分にダメージが及んだ事故

修理後の走行に問題がない修復歴車を売却する場合、海外への輸出が可能な買取業者の利用が選択肢のひとつです。

修復歴車は国内での再販をメインとした中古車販売店に査定を依頼しても価格が付かない可能性がありますが、海外で需要があれば中古車として売れる可能性があるためです。

修復歴車は見た目では問題が見当たらないように見えても、トラブルが発生するリスクを抱えています。国内では敬遠される傾向にあるため、中古車として売りたいときは海外販路を持っている店舗での買取を目指してみると良いでしょう。

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事故車の見分け方は?見た目や書類で確認する方法

エンジンがかからないほどの事故

損傷がエンジンにまで及んでおり、自走が難しい場合には廃車買取業者の利用がおすすめです。中古車としての価値が生み出せない車両は、中古車買取業者へ査定の依頼をしても断られる可能性があります。

エンジンを乗せ換えてから査定してもらうことは可能ですが、エンジンの交換費用は高額な傾向があり、買取金額が修理代を下回る可能性が高いパーツです。

車としての価値が生み出せず処分にお金がかかる廃車ですが、廃車買取業者へ依頼するとリサイクルパーツや金属資源として値段を付けてもらえる可能性があります。廃車手続きを無料にできる他、0円以上の買取が見込める買取先です。

事故車の買取事例

廃車王では事故車をはじめ、水没車や不動車などのさまざまな車両を0円以上で買取しています。査定額は状態によって異なりますが、一例として2023年11月時点における廃車王での事故車の買取実績は下記の通りです。なお、買取価格は店舗、地域、買取の時期などによって異なります。

車種年式走行距離店舗買取価格
トヨタプリウス平成21年式20万1km鳥取県鳥取東店12万円
トヨタbB不明不明高知県高知店3万円
マツダスクラム平成13年式5,000km鳥取県鳥取東店2万8,000円
ホンダザッツ平成18年式10万1km広島県福山店3万円
ダイハツハイゼットバン平成26年式8万1km広島県福山店3万円
マツダロードスター平成17年式10万1km長崎県長崎店6万円
ニッサンマーチ不明8万1km岡山県岡山北店6万2,000円
ダイハツタント不明不明大阪府大阪南店3万円
ミツビシeKワゴン平成28年式20万1km山梨県甲府店2万円
トヨタクラウン平成15年式不明高知県高知店4万円
(2023年11月時点の情報です)

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事故車の買取価格をダウンさせないための方法

事故によって車体にダメージを受けた車は通常の中古車に比べて買取価格が安くなりやすいため、少しでも高値を目指して売りたいところです。車の買取査定額はさまざまな要素で決まるため、ちょっとした意識で査定額が変化する可能性があるでしょう。

そこで、事故を起こした車を手放すときに、査定額を下がりにくくする対策を5つご紹介します。

できるだけ早めに売却する

車を売ると決めたときは、できるだけ早く手放すことがおすすめです。中古車の年式は査定額を左右する要素のひとつであり、年式が新しければ高く買取してもらえる傾向にあります。

事故車についても通常の中古車と同じように、早めに売却すれば年式が古くなることで受けるマイナス要素を減らせるでしょう。

車が事故に巻き込まれた場合、修理や売却に関して慎重に判断したいと思うかもしれません。しかし、いつまでも売却せずに年度が変わってしまうと、査定額が下がってしまう恐れがあります。売却を決めたら、できるだけ早めに査定を依頼しましょう。

廃車の買取を実施している業者に依頼する

走行可能な中古車を手放す場合、中古車買取業者の買取やディーラーの下取りへの査定依頼を検討することでしょう。しかし、事故車の場合、中古車販売店やディーラーに査定依頼しても価格が付かない可能性があります。

買取自体を拒否されたり解体費用を徴収されたりする場合があり、お金を受け取れずに処分費用の支払いが発生するかもしれません。廃車買取業者は車の状態に関係なくどのような車であっても買取で手放すことが可能です。

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解体車の買取とは?依頼できる業者と気になる買取価格について

車の状態を正確に伝える

最近では持ち込みによる査定に加えて、電話やWebでの簡易査定に対応している買取業者が増えています。実車確認を行っていない場合も修復歴の有無などは伝え、車に関する正確な情報の提供が大切です。

車の状態を曖昧に伝えてしまうと買取業者は正確な判断が行えず、赤字のリスクを回避するために査定額を低くしてします。正確な情報提供は、買取価格を最大限に引き上げるためにも欠かせない要素です。電話では口頭によるコミュニケーションが中心になるため、伝え漏れが生まれないように配慮しましょう。

査定前に清掃しておく

査定項目に清掃の有無はないため直接的な査定額のアップはありませんが、査定前に掃除しておくと査定額の減額を防ぎやすくなります。

事故車の場合、一部のパーツが損傷していたりボディに傷やへこみが生じていたりする可能性が考えられ、放置したままにすると傷の部分からサビが広がる恐れがあるでしょう。汚れた状態の車両は細かなところまで状態が確認できず、査定時にこのような状態の悪さを隠している可能性が生まれます。

清掃済みであれば隅々まで状態を確認できるため正しい査定が行いやすくなり、査定担当者に良い印象を与えられるでしょう。

事前に評価損の賠償を求める

評価損とは、事故に巻き込まれた車を修理しても回復できない損害のことです。自分が被害者である接触事故が起きたときに、車両の修理費用を負担してもらっても修復歴が付いてしまい、車の価値が下がってしまうことがあります。

示談交渉の提示額とこの差額に不満があるときは、事故減価額証明書を用意して賠償請求を行うと、評価損の賠償が認められるケースがあるでしょう。評価損は難しい問題であるため、対応に迷うときは弁護士へ相談してみましょう。

事故車を手放すときに確認しておきたいポイント

所有している事故車を査定依頼する機会はそれほど多くないことから、慣れない手続きに戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。スムーズに車の乗り換え手続きを進めるために、通常の売却とは異なる要素を確認しておくことがおすすめです。

そこで、事故車を手放すときに確認しておきたいポイントを3つご紹介します。

買取業者への申告内容

買取業者に査定依頼する際には、車両に関する情報の提供が求められます。事故歴や修理歴など、査定に不利になる情報については隠しておきたいと思うかもしれません。

しかし、車などの売買をするときに重要な情報を隠した場合、契約不適合責任を問われる恐れがあります。契約不適合責任とは契約内容に相違のあるものを提供した場合に責任を負う規定のことです。

事故歴や修復歴などを隠して売却した場合、買取業者は追完請求や代金減額請求などの権利を行使できます。大きなトラブルを防ぐためにも、車両に関する情報の共有を心がけましょう。

ローンの返済計画

自動車ローンを使用して車で購入した方は、所有者の名義を確かめておく必要があります。車の所有者名義はローン会社になっているのが一般的です。車を売却できるのは所有者に限られているため、手放す際には所有権解除の手続きをする必要があります。

事故によって車を手放すことになった場合、自動車ローンの支払いが残っていることがあるでしょう。残債がある場合は、所有権解除を行うために一括返済を求められる可能性があります。

ローンの借り換えをして返済に充てるという方法がありますが、事故車の場合は買取額が低い可能性があるため慎重に検討しましょう。

還付金の有無

所有している車を廃車した場合、自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険に関する還付手続きが可能です。

自動車税(種別割)は車の所有者が納める税金で、廃車した場合には解体された日の翌月から月割りで還付されます。ただし、軽自動車税(種別割)については還付が適用されません。

自動車重量税と自賠責保険は、永久抹消登録や一時抹消登録をした翌月から月割りで還付が可能です。廃車する際には還付金の確認をおすすめします。

事故車の売却なら廃車王がおすすめ!

事故車を手放す際には、損傷の程度に合わせた買取先の選定を行いましょう。査定額が付きにくい車で0円以上の買取を目指したい方は、ぜひ廃車王へご相談ください。

廃車王は自動車リサイクル業界で国内唯一、事業協同組合として経済産業大臣の認可を受けた「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」組合員が各店舗を運営しており、車両のお引き取りや廃車手続きから保険・税金の処理まで幅広くサポートさせていただきます。

全国どこでも来店無しで利用できる

廃車王では車の引き取りにかかる手数料を原則無料で対応しており、道幅の都合などにより積載車が入れない場所などを除き、全国どこでもご指定の場所で引き渡しが可能です。

事故車や不動車をはじめ、車検切れの車や水没車などのさまざまな車の引き取りに対応しています。来店なしでのお申し込みが可能となっており、廃車手続きの代行費用やキャンセル手数料についても無料なためお気軽にご相談ください。

Webによる査定依頼にも対応

廃車王ではWeb、電話、LINEでの無料査定に対応しており、お好きな方法でお問い合わせいただくことが可能です。Webでの査定の場合、車種・年式・排気量などのお車に関する情報とお名前やお電話番号などの簡単な情報を入力するだけで無料査定を申し込みいただけます。

Web査定は24時間利用可能となっており、操作も約20秒と短時間で申し込みが可能です。電話での査定の受付時間は年中無休で午前9時~午後10時、LINEでの査定の受付時間は平日の午前9時~午後5時です。ぜひご都合の良い方法で廃車王の無料査定をお試しください。(2023年11月時点の情報です)

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まとめ

事故車の買取相場は修復歴の有無によって異なり、骨格部分の修理や交換が必要になる場合は買取価格が大幅に下がる可能性があります。損傷の程度によっても買取相場は異なるため、状況に合わせて買取先を選びましょう。

骨格にダメージのある車やエンジンが故障した車を処分したい方は、廃車王にご相談ください。店頭での査定に加えて、Webや電話などによる査定の申し込みにも対応しています。査定料は無料となっていますので、いつでも気軽にご利用いただけます。