事故車を修理する際の費用はどのくらい?追突事故や衝突事故発生から修理までの流れを紹介
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追突事故や衝突事故などの原因により、修理しなければならないケースがあります。修理箇所によっては高額な費用がかかることもあるため、前もって費用の目安を知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。
事故車の場合は、状況によって修理よりも買い替えがお得な場合があるため、落ち着いて最適な方法を選びましょう。
そこでこの記事では、事故車を修理する際の費用の相場や事故から修理までの基本的な流れについてご紹介します。
目次
事故車を修理する際の費用と期間の目安
事故車の修理コストは、損傷の種類に応じて異なります。バンパーやドアなどのパーツについては比較的安価な修理で済みますが、エンジンやフレームなどについては高額な費用がかかる可能性があるでしょう。
一見ちょっとした破損に見えている場合であっても予想以上に費用がかかるケースがあるため、おおよその費用を把握しておくことは大切です。ここでは、パーツ別に修理費用や修理期間について見ていきましょう。
エンジンの修理代と修理期間
エンジンは、さまざまな部品で構成されているパーツのひとつです。エンジンがダメージを受けたときには、修理工場でのチェックが必要になるでしょう。
修理費用 | 約30万円~100万円 |
修理期間 | 1週間程度 |
エンジンの修理や交換については、故障の度合いによって修理費用が変わります。国産車のエンジンを交換する場合の相場は30万円~50万円ですが、工賃を含めると100万円以上の費用がかかるケースもあるでしょう。エンジンの交換は車両のタイプによって異なりますが、1週間程度の期間は必要です。
フレームの修理代と修理期間
車のフレームは複雑な構造をしており、さまざまな部品が組み合わさっています。車両の耐久性や安全性に影響が出やすいパーツのため、修理後の検査や調整が必要です。
修理費用 | 約10万円~100万円 |
修理期間 | 数日~1か月 |
軽度な損傷については10万円程度の修理費用で済みます。一方で損傷が激しい場合には、高額な修理費用がかかるでしょう。
フレームが損傷した場合、バンパー、ボンネット、サイドミラーなど、他のパーツもダメージを受けている可能性があります。
バンパーの修理代と修理期間
現在のバンパー素材はポリプロピレンが主流となっており、金属よりも比較的安価で製造されています。バンパーは傷やひび割れなどが発生しやすく、部分的な修理が可能です。他のパーツと比較した場合、安価な修理費用で済みやすいでしょう。
修理費用 | 約1万円~5万円 |
修理期間 | 1日~1週間 |
小さな傷の修理なら1万円ほどの費用で済む場合がありますが、大きな傷の場合には交換が必要になるでしょう。バンパーの修理期間の目安は数時間ですが、交換の場合には1週間を要する場合があります。
ドアの修理代と修理期間
車のドアは他のパーツに比べると入手しやすいため、比較的安価な価格での購入が可能です。一方でドアの修理では細かな作業が必要になるため、工賃がかかりやすいでしょう。
修理費用 | 約1万円~10万円 |
修理期間 | 1週間 |
小さなへこみや傷については板金による修理が可能です。一方で大きく損傷している場合には、交換が必要になるでしょう。
衝突事故や追突事故でドアが損傷した場合、安全性が大きく下がっている可能性があります。完全な修復を希望される方にはドアの交換をおすすめします。
関連記事ボンネットの修理代と修理期間
ボンネットは単純な構造になっており、他のパーツに比べると修理の手間がかかりません。一方で衝撃には弱く、小さな衝撃でも折れ曲がるように設計されています。大きなダメージを受けたときには、修理よりも交換がおすすめです。
修理費用 | 約3万円~10万円 |
修理期間 | 数日~1週間 |
小さな傷やへこみを修理する場合には3万円程度の費用で済むでしょう。一方で交換する場合の費用は10万円です。また、ボンネットを交換する際には取り寄せが必要になるため、一定の期間がかかります。
事故から修理までの基本的な流れ
普段は落ち着いて運転している方でも、事故に遭遇すると気が動転してしまうかもしれません。突然のトラブルでも冷静に対処できるように準備しておきましょう。事故が発生した際の大まかな流れは次の通りです。
- 車の移動
- 警察や保険会社への連絡
- 見積もりの依頼
- 修理費用の決定
ここでは、事故から車の修理を依頼するまでの具体的な流れについて解説します。
車を安全な場所へ速やかに移動させる
事故が発生した場合、運転手や同乗者は道路交通法で定められている義務を果たすのが最優先です。交通事故の連鎖を防ぐためにも、交通の妨げにならない場所まで車を避難させる必要があります。
エンジンがかからなくなったり正常に走行できなくなったりした場合には、ハザードランプ、三角停止版、発煙筒などで周囲に危険を知らせましょう。
負傷者がいる場合には早めの救護措置が大切です。救急車に連絡を入れたら、できる限りの応急処置を施します。
関連記事警察や保険会社に連絡を入れる
事故に遭遇した際には警察署への通報が必要です。通報を怠った場合には道路交通法の報告義務違反に該当します。損傷が小さな事故の場合でも、早めに警察へ連絡しましょう。
また、事故が発生した場合には保険会社への連絡も必要です。保険会社によって対応の窓口が異なるため、前もって連絡先をメモしておくと良いでしょう。保険会社へ連絡すれば、事故が発生した際の対応を電話でサポートしてもらえます。
修理工場で見積もりを取る
事故で車が損傷した場合には修理が必要です。指定の工場が無い場合には、保険会社が提携する修理工場での対応になります。破損が大きく公道での走行が難しい場合、レッカー車によるけん引や積載車による移送が必要です。このような手段を利用する際には、修理費用は別の費用が発生します。
ただし、自動車保険の中には無料のロードサービスを付帯しているケースがあるため、別途で依頼する前に確認しておきましょう。修理工場まで車を移送したら修理内容の見積もりを依頼します。
関連記事正式な修理費用を決定する
修理費用の見積もりは、修理工場と自動車保険会社の調査員で決定するのが一般的です。修理費用が決定したら依頼を決定します。修理費用については自動車保険でのカバーが可能です。ただし、保険によっては免責事項が定められているケースがあります。
この場合の免責事項とは、保険金が支払われない特定のケースのことです。免責事項が10万円と定められている場合、修理費用にかかる10万円分については保険の加入者の負担が発生します。保険を使用する場合には、事前に契約書の内容を確かめておきましょう。
事故車を修理しないほうが良いケース
事故を起こしてしまったときには、できるだけ早めに修理したいと思うかもしれません。しかし、状況によっては修理しないほうが良いケースがあります。
- エンジンルームの交換
- フレームの交換
- 高額な費用修理の発生
- 補償費用の不足
上記は修理しないほうが良い主なケースの一例です。ここでは、それぞれのケースについて詳しく解説します。
エンジンの交換が必要なケース
衝突事故や追突事故でエンジンに重大なダメージが及んだ場合、高額の修理費用がかかる恐れがあるでしょう。
特に新しいエンジンへ載せ換えする場合、パーツの調達費用や工賃がかさむ可能性があります。修理代金が事故に遭った車の価値を超えてしまう可能性が高いため、そのような場合は修理の代わりに他の方法を選ぶのがおすすめです。
エンジンを修理する場合、通常の修理よりも時間や手間がかかりやすいでしょう。一時的に車が使えなくなるケースがあるため、慎重な決定をおすすめします。
関連記事フレームの交換が必要なケース
事故でフレームにゆがみや損傷が発生した場合、修理が複雑で高額になる恐れがあります。フレームは車の骨格部分です。車の安全性能や走行性能に直接影響を及ぼしやすいでしょう。フレームが適切に修理されなかった場合、安全性に悪影響を及ぼす恐れもあるのです。
フレームの修理には専門的な知識や高度な技術が求められます。高額な費用に加えて、手間や時間がかかる可能性が高いでしょう。軽度の修理なら1週間程度ですが、重度の修理については1か月以上の期間を要します。
関連記事高額な修理費用が発生するケース
事故の修理にはさまざまな要因に関連する費用が含まれており、状況によっては高額になる場合があるでしょう。
一部の車種については適合するパーツを見つけるために、時間や手間を要する可能性があります。修理の内容によっては専門的なスキルが求められるため、通常よりも費用がかかってしまうのです。
特に100万円を超える修理費用が発生する場合、耐久性や安全性のリスクが高まります。高額な費用がかかる場合には別の方法を検討しましょう。
補償費用が不足しているケース
事故による修理費用を自動車保険の保険金で賄う場合には、契約内容の確認が必要です。保険による補償が不足した場合、追加の費用を実費で支払う必要があります。
補償金は過失割合や補償内容によって変動するでしょう。過失割合が50%の場合、修理費用に20万円がかかっても10万円以上は相手方に請求できません。自動車保険を活用すれば、残りの修理費用を賄える可能性がありますが、保険を利用すると等級が下がる恐れがあるでしょう。自動車保険を利用する際には慎重な検討が必要です。
関連記事事故車を手放す場合の主な選択肢
事故車を手放す際の最適な方法は、被害の状況によって異なるでしょう。主な選択肢は中古車としての下取りや買取、廃車として自分で手続きを行う方法や廃車買取業者へ依頼する方法があります。
どの方法を利用するかは状況によって異なりますが、事故車でも価値を見いだせる可能性はあるため、最もお得に処分できる方法を選ぶのがおすすめです。ここでは、それぞれの方法について解説します。
ディーラーに下取りしてもらう
新車を購入予定の場合は下取りによる事故車の処分が可能です。ディーラーでは、提示した下取り価格を新車の購入価格から差し引きます。ディーラーのメリットは手続きが手軽なことです。処分で必要となる手続きをディーラーに任せられるので、手間や時間がかかりません。
ディーラーのデメリットは下取り額の低さです。ディーラーでは修理と再販売のコストを考慮しながら価格を設定しており、事故の程度によっては価格が付かない可能性があるでしょう。
関連記事中古車販売店に買取してもらう
中古車販売店の中には、事故車の買取を実施しているところがあります。引き取った事故車を修理してから店舗で再販売するなど、買取後も中古車として扱う目的での買取です。
中古車販売店のメリットは、下取りよりも高額な買取を期待できることです。下取りでは価格が付かない場合でも買取なら価格が付く可能性があります。
中古車販売店のデメリットは、事故車になると通常の中古車よりも減額されやすいことです。事故による破損などの状況によっては価格が付かない可能性があるため、慎重な見極めが求められます。
関連記事自分で廃車する
中古車としての価値が生み出せない事故車は、廃車が選択肢となるでしょう。自分で廃車手続きを完結させるときは、車を解体業者に持ち込んでから、廃車の書類手続きを行うことで処分できます。
自分で廃車するメリットは、そのまま税金の還付金を受け取れることです。ディーラーや中古車販売店に依頼した場合、手数料と相殺される可能性がありますが、個人で手続きすれば手元に残せます。
自分で廃車するデメリットはコストがかかることです。廃車時は解体を業者に依頼しなければならないため、解体費用がかかる可能性があるでしょう。また、書類手続きを自分で行わなければならず、手間や時間がかかます。
関連記事廃車買取業者に依頼する
事故車を廃車する場合におすすめな方法は、廃車買取業者への依頼です。廃車買取業者は事故車を積極的に買取している業者であり、事故で動かなくなった車やフレームにデメージを受けた車など、さまざまな事故車を引き取っています。
廃車買取業者のメリットは、買取や下取りで価値が付かなかった場合でも買取可能なことです。解体した車についてはリサイクルパーツや金属素材として再利用することで利益化するため、廃車であっても高価買取を期待できます。
また、手続きの早さも魅力のひとつです。個人で廃車する場合には、必要名書類の準備や廃車の申請を個人で行わなければならず、平日の手続き可能な時間帯に合わせて行動しなければならないことからスケジュール調整に時間がかかってしまうこともあるでしょう。
車買取業者を利用する場合は書類手続きも依頼できるため、スムーズに事故車を処分できます。
関連記事事故車の廃車手続きなら廃車王で決まり!
事故車の買取を実施している業者は全国にありますが、店舗によって運営方針が異なるため、予期せぬトラブルを避けるためには慎重な業者選びが求められるでしょう。
廃車買取業者を利用する際には、依頼先のサービス内容をよく確かめてから選ぶことがおすすめです。ここでは、どんな車でも買取可能な廃車王の魅力を2つご紹介します。
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まとめ
事故車を修理する際の費用や期間は、状況によって異なるでしょう。一般的に、エンジンやフレームの交換や修理は高額になりやすい傾向にあります。事故に遭遇したときは冷静な対応が求められるでしょう。費用や手間など考慮しながら、車の修理や処分を決めることがおすすめです。
事故車を処分する場合には廃車王にご相談ください。Webサイト上からご利用いただける無料査定を提供しており、自宅からでも気軽に依頼いただけます。事故車の廃車をお考えの方は、ぜひ廃車王をご利用ください。
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